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【研究者情報】 三浦 要一

ページID:0011053 更新日:2023年12月26日更新 印刷ページ表示

三浦 要一  Yoichi Miura 

職位 教授
役職 文化学部長
所属 文化学部 文化学科、大学院 人間生活学研究科(博士前期課程、博士後期課程)
教員紹介  三浦洋一先生 日本建築史・都市史を専攻し、文化財建造物の調査研究を主におこなっています。
寺院建築は近代の文化財修理をテーマに、国宝の豊楽寺薬師堂(大豊町)、重要文化財の竹林寺本堂(高知市)と国分寺金堂(南国市)を調査し、竹林寺客殿【高知県保護有形文化財】の重要文化財指定をめざす共同研究に参加しています。近代建築では、登録有形文化財に登録された奈半利町内の住宅や近代化遺産、安田町内の旧市川医院と旧柏原家住宅の調査を担当しました。室戸市吉良川町伝統的建造物群保存地区の町並み修復、四万十川流域の文化的景観、佐川町の歴史的風致維持向上計画に関わり、植木枝盛旧邸書斎を高知市立自由民権記念館へ移築・復原する調査研究を実施しました。いずれも文化財建造物に関するものではありますが、次代へ伝えるための意義ある研究であり、それを「文化」と考えています。
現在、「お城下の県大」という地の利を得て、高知城の城郭建築の復元、城下町の近代化などのフィールド調査を実施し、歴史的都市空間を活かしたまちづくりに関する研究を構想しており、これも「文化」と考えています。学生には、歴史ある建物の見方と調べ方を学び、建物を通してその時代が理解できるようになり、名建築を活かしたまちづくりのアイデアが浮かぶようになって欲しいと考えています。

研究者略歴

学位 博士(学術)(大阪市立大学、1996年)
学歴・職歴

【学歴】
 1996年 大阪市立大学大学院 生活科学研究科 博士課程 修了

【職歴】
 1996年 日本学術振興会 特別研究員[研究従事機関:大阪市立大学]
 1998年 高知女子大学 生活科学部 生活デザイン学科 助教授
 2013年 高知県公立大学法人高知県立大学 文化学部 文化学科 教授
 2018年 高知県公立大学法人高知県立大学 文化学部長

専門分野 日本建築史・都市史、居住文化史、地域文化遺産
所属学会

日本建築学会
建築史学会
日本都市計画学会

研究SEEDS

研究テーマ

・ 歴史的建造物の保存と活用

・ 伝統的集落・町並みの保存とまちづくり

・ 日本の都市空間の住居史的・建築史的研究

研究概要

・古社寺保存法及び國寶保存法時代における古社寺建造物の修理と当初復原に関する研究

・日本遺産「四国遍路~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~」の土佐札所寺院の建築史研究

・民家建築の調査・修理・保存活用計画

・近世城郭建築の調査研究

相談可能な領域

・文化財建造物の保存と活用

・歴史を活かした住まいづくり・まちづくり

キーワード

 文化財保護、歴史まちづくり

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs11

研究業績

主要研究論文等

・三浦 要一:「「民家調査基準Ⅰ」の作製と民家研究のみかた調べかた」、『日本建築学会大会建築歴史・意匠部門パネルディスカッション』、pp. 1-10 (2023)

・三浦 要一:「土佐神社鼓楼(旧鐘楼堂)の文化財的価値」、『日本建築学会近畿支部研究報告集』第63号・計画系、pp. 341-344 (2023)

・三浦 要一:「四国八十八箇所霊場第二十七番札所神峯寺境内の近代的変容」、『日本建築学会中国支部研究報告集』第46巻、
pp. 919-922 (2023)

・三浦 要一:「高松城桜御門の写真乾板、史跡高松城跡 桜御門復元整備計画」、高松市・高松市教育委員会、pp. 152-158(2023)

・高知市総務部民権・文化財課編:重要文化財(建造物)旧関川家住宅保存活用計画、高知市、pp. 1-80(2022)

・三浦 要一:「高知県保護有形文化財「神峯神社本殿」の沿革と建築的特徴」、『2022年度大会学術講演梗概集』F-3、
日本建築学会、pp. 339-340 (2022)

・三浦 要一:「土佐遍路道・札所寺院保存検討委員会:近世・近代における神峯神社と神峯寺の境内と建築、竹林山地蔵院神峯寺
四国八十八箇所霊場第二十七番札所・神峯神社」、高知県・高知県教育委員会、pp. 81-88 (2022)

・三浦 要一:「土佐神社本殿の修理歴」、『日本建築学会近畿支部研究報告集』第62号・計画系、pp. 365-368 (2022)

・三浦 要一:「土佐神社本殿の建立年代」、『日本建築学会関東支部研究発表会報告集II』、pp. 509-512 (2022)

・三浦 要一:「土佐神社本殿の建立年代の再考」、『2021年度大会学術講演梗概集』F-3、日本建築学会、pp. 849-850 (2021)

・三浦 要一:「歴史を活かしたまちづくり-伝建制度創設半世紀にむけて」、『日本建築学会大会建築歴史・意匠部門パネルディスカッション』、pp. 2-7 (2021)

・三浦 要一:「四国八十八箇所霊場第二十四番札所最御崎寺境内の近代的変容」、『日本建築学会近畿支部研究報告集』第61号・
計画系、pp. 365-368 (2021)

・三浦 要一:「「書物の読解と理解に基づいた深い思索」の世界へ(pp. 7-12)」、高知城天守を知るための5冊(pp. 37-38)、
『文化の思索』、高知県立大学文化学部(2021)

・三浦 要一:「祖谷山における民家のコキバシラの成立と発達」、『日本建築学会近畿支部研究報告集』第60号・計画系、pp. 449-452 (2020)

・三浦 要一:「祖谷山における民家のコキバシラの成立と発達(II)」、『2020年度大会学術講演梗概集』F-3、日本建築学会、
pp. 103-104 (2020)

・土佐遍路道・札所寺院保存検討委員会:「近世・近代における最御崎寺の境内と建築、室戸山明星院最御崎寺四国八十八箇所霊場
第二十四番札所」、高知県・高知県教育委員会、pp. 89-92 (2020)

・三浦 要一:「高知城本丸御殿「懐徳館」の平面構成の再考」、『2019年度大会学術講演梗概集』F-3、日本建築学会、
pp. 821-822(2019)

・三浦 要一:「古社寺保存法時代における特別保護建造物の修理」、『日本建築学会関東支部研究発表会報告集II』、pp. 563-566 (2019)

・三浦 要一:「四国八十八箇所霊場第三十一番札所竹林寺境内の近代的変容」、『2018年度大会学術講演梗概集』F-3、
日本建築学会、pp. 665-666(2018)

・三浦 要一:「四国八十八箇所霊場第三十五番札所清瀧寺境内の近代的変容」、『日本建築学会関東支部研究発表会報告集II』、
pp. 623-626 (2018)

・三浦  要一:「古社寺保存法時代における特別保護建造物の設計変更-豊樂寺薬師堂と竹林寺本堂-」、
『2017年度大会学術講演梗概集』F-3、日本建築学会、pp. 119-120(2017)

・三浦 要一:「祖谷山における民家・集落景観の継承、民家・集落景観の継承-文化遺産と生活の両立に向けた知恵と工夫-」、
『日本建築学会』、pp. 43-50 (2017)

・三浦 要一:「竹林寺書院の明治中期から大正期の名称と室名」、『日本建築学会関東支部研究発表会報告集II』、pp. 579-582 (2017)

・三浦 要一:「竹林寺本堂の明治修理」、『日本建築学会計画系論文集』第733号、pp. 767-774 (2017)

・土佐遍路道・札所寺院保存検討委員会:「近世・近代における清瀧寺の境内と建築、醫王山鏡智院清瀧寺 四国八十八箇所霊場第三十五番札所」、高知県・高知県教育委員会、pp. 93-98 (2017)

主な著書

・一般社団法人 日本家政学会 編:『住まいの百科事典』、「雨の多い地域の住居:日本(pp. 44-45)」、
「近世の住まい(pp. 56-57)」、丸善出版、東京(2021)

・高知県立大学文化学部編:『大学的高知ガイド-こだわりの歩き方』、高知城-天守は復古型式と新しい手法の統合か(pp. 3-15)、
四万十川流域の文化的景観(pp. 224-225)、昭和堂、京都 (2019)

・三浦 要一 編:『祖谷山の民家-重要文化財 木村家住宅と徳島県有形文化財 徳善家住宅-』、pp. 1-123、徳島県・三好市教育委員会(2019)

・苅谷 勇雅、西村 幸夫 編:『歴史文化遺産 日本の町並み 上巻』、佐川町上町(p.86)、山川出版社、東京(2016)

・苅谷 勇雅、西村 幸夫 編:『歴史文化遺産 日本の町並み 下巻』、東洋町白浜・室戸市室戸岬町・四万十町興津・宿毛市沖の島(pp.233-243)、山川出版社、東京(2016)

科学研究費

・研究課題:国宝保存法時代の寺院建築の修理における当初復原に関する基礎的研究 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2021年4月-2024年3月
 代表者 :三浦 要一 高知県立大学 文化学部 教授

・研究課題:古社寺保存法時代の特別保護建造物の修理における設計変更の概念の生成とその確立 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2016年4月-2020年3月
 代表者 :三浦 要一 高知県立大学 文化学部 教授

・研究課題:明治前期の徴発物件資料にみる民家の基礎的研究 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2012年4月-2015年3月
 代表者 :三浦 要一 高知県立大学 文化学部 教授

主な受賞歴・特許など

・感謝状:高知県保護有形文化財 竹林寺客殿調査事業 建造物調査・文献調査、四国霊場第三十一番札所 五台山竹林寺住職 海老塚 和秀 (2014)

・住宅総合研究財団「2006年 住総研 研究選奨」:景観保全における伝統的環境維持システムの再編に関する研究、共同受賞(主査:増井 正哉、喜多 順三、三浦 要一、三宅 正弘)

・2006年度(社)日本家政学会中国・四国支部賞:山間集落における農家住宅の住空間の変容-徳島県東祖谷山村落合の事例-

主な社会貢献

・建築史学会編集委員会 委員
・日本建築学会建築歴史・意匠本委員会 委員(2019~2023)
​・日本建築学会民家小委員会 主査(2019~2023)、幹事
・日本建築学会論文集委員会 委員(2019~2021)
・日本建築学会論文集 査読委員
・日本建築学会技術報告集 査読委員
・高知県史編さん編集委員会 委員
・高知県史編さん文化財専門部会 副会長
・高知県文化賞選定委員会 委員
・高知県文化財保護審議会 第1部会長
・高知県文化財専門委員
・札所詳細調査検討委員会 委員長
・史跡高知城跡整備計画推進委員会 委員
・高知市文化財保護審議会 副会長
・重要文化財(建造物)旧関川家住宅保存活用計画策定委員会 副委員長(2019~2021)
・重要文化財 木村家住宅主屋及び隠居屋修理委員会 委員長
・史跡高松城跡整備会議 委員
・独立行政法人日本学術振興会審査委員候補者
・台灣 開南大學客員教授(2019)

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