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【研究者情報】 鈴木 麻希子

ページID:0016244 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

鈴木 麻希子  Makiko Suzuki

職位 准教授
役職  
所属 健康栄養部 健康栄養学科、大学院 人間生活学研究科(2014年-)

研究者略歴

学位 博士(医学)(岐阜大学大学院、2006年)
学歴・職歴

【学歴】
 2001年 岡山県立大学 保健福祉学部 栄養学科 卒業
 2006年 岐阜大学大学院 医学系研究科 医科学専攻 臨床検査医学(現:病態情報解析医学分野)博士課程

【職歴】
 2003年 岐阜大学 医学部附属病院 生体支援センター
 2006年 名古屋大学大学院 医学系研究科 COE研究員
 2007年 岡山県立大学 保健福祉学部 栄養学科 助教
 2014年 高知県立大学 健康栄養学部 健康栄養学科 准教授

専門分野 基礎栄養学、応用栄養学、分子病態栄養学
所属学会

日本生化学会
日本栄養・食糧学会
日本栄養改善学会

研究SEEDS

研究テーマ

・卵アレルギーの発症機序の解明

・翻訳後修飾メチル化の意義とADMA代謝系の解明

研究概要

・これまでの研究で卵白中にlipocalin-type prostaglandin D synthase (L-PGDS) が存在することが明らかとなっている。本酵素はアレルギー炎症を誘発するPGD2を合成する酵素である。我々は、卵白中のL-PGDSが直接的、または間接的に卵アレルギーを誘発する可能性について明らかにするため、組み換え型鶏L-PGDSを発現させ、アレルギーモデルマウスOVAとの併用投与による影響を検討している。また、ELISAによる卵白中L-PGDSの定量法を開発し鶏卵の保存条件によるL-PGDS量の変化を明らかにすることで卵アレルギーの発症予防・低アレルゲン化卵の開発を目指している。

・遊離型NG,N,G-dimethylarginine(ADMA) は心血管疾患の新規リスクファクターとして広く認知されている。この遊離型 ADMAは、たんぱく質のアルギニン残基がメチル化され、代謝回転されることによって生成されるが、その詳細については未だ明らかでない。また、多くのたんぱく質が、アルギニンメチル化されることが知られているが、その意義についてもごく一部のたんぱく質で明らかにされているのみである。我々は、 加齢および高脂肪食によってアルギニンメチル化率が変化するメチル化タンパクを同定し、 本タンパク質のアルギニンメチル化の意義と血中ADMA濃度に及ぼす影響について研究を進めている。

相談可能な領域

 食物アレルゲンの解析

キーワード

 食物アレルギー、翻訳後修飾

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs3

研究業績

主要研究論文等

・Satoshi Numata, Hao Luo, Makiko Suzuki:Preparation and application of monoclonal antibodies for an immune complex transfer enzyme immunoassay of an egg white allergen, lipocalin-type prostaglandin D synthase. Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 69, pp.129-135 (2023)   

・鈴木 麻希子、沼田 聡:「卵白アレルゲンの高感度定量法への期待」、『鶏の研究』98(2)、pp. 38-42 (2023)   

・山田 晋行、井治 賢希、鮫島 千遥、有岡 佐和、竹本 和仁、沼田 聡、竹井 悠一郎、鈴木 麻希子、彼末 賢、渡邊 浩幸:「ニラ中の香味やうま味に関係するアミノ酸の成長に伴う変動」、『日本食品保蔵学会誌』47(5)、pp. 245-254 (2021)  

・十萬 敬子、渡邊 浩幸、鈴木 麻希子、田中 きよむ、小谷 小枝、渡邊 慶子、西岡 明人、福井 康雄:「抗がん剤治療患者の「がんに伴う食変化チェックシート」の有用性の検討」、『日本病態栄養学会誌』23(3)、pp. 231-241 (2020)

・鈴木 麻希子、山下 成実:「加工食品における添加無機リンおよび総リンの定量」、『日本栄養・食糧学会誌』72(3)、pp. 115-120 (2019)

・Ngatu NR, Ikeda M, Kanbara S, Inoue M, Suzuki M, Watanabe H, Umebara M, Nojima S.:Potential health effects of green river algae (Aonori) of the complex with a reference to Ulva Prolifera. International Journal of General Medicine and Pharmacy (IJGMP), ISSN(P): 2319-3999;ISSN(E): 2319-4006, 4(6), 1-8 (2015)    

科学研究費

・研究課題:新規卵白アレルゲンL-PGDSの高感度定量法の開発と低アレルゲン化 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2015年4月-2018年3月
 代表者 :鈴木 麻希子 高知県立大学 健康栄養学部 准教授
 分担者 :田中 守  高知県立大学 健康栄養学部 助教
      沼田 聡  高知県立大学 健康栄養学部 助教

・研究課題:加齢・生活習慣病のタンパク質アルギニンメチル化への影響とアルツハイマー病への役割  研究代表者
 研究種目:若手研究(B)
 研究期間:2012年4月-2015年3月
 代表者 :鈴木 麻希子 高知県立大学 その他部局等 准教授

競争的資金など

・公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 平成27年度研究助成「加工食品添加無機リンの定量法の開発 ~リン摂取量と血中動態との関係解明に向けて~」

主な社会貢献

・2023年 第38回管理栄養士国家試験委員
・2023年 高知県立大学令和5年度域学共生拡大会議 講師 「健康維持のために適正なリン摂取量を把握する取り組みと課題」
・2023年 令和5年度高知県栄養士会生涯教育研修会 講師「日本食品標準成分表2020年版(八訂)と日本人の食事摂取基準2020年版の特徴からその活用の仕方を考える」
・2023年 高知産業保健総合支援センター主催 産業医学研修会講師 「日本食品標準成分表2020年版(八訂)と日本人の食事摂取基準2020年版の特徴からその活用の仕方を考える」
・2022年-高知県栄養士会生涯教育委員
・2021年 県民大学公開講座(オンライン講座)豊かな暮らしにつながる学び 講師「栄養素をバランスよく摂ることの意義」
・2014-2018年、2020-2021年 教員免許状更新講習講師
・2021年 高知産業保健総合支援センター主催 産業医学研修会講師 「時間栄養学から考える食生活」
・2020年 高知市民の大学 講師 第88期 総合コース 食の安全性 「食物アレルギーの基礎知識」
・2020年 令和2年度高知県栄養士会生涯教育研修会 第2回基本研修 講師「根拠に基づいた栄養管理 食事摂取基準」
・2019年 産業医学研修会 講師「動脈硬化性疾患予防と食生活」
・2019年 高知県臨床栄養研究会 第4回栄養・食事と腎のセミナー 講師 「リンの話~有機リン・無機リン~」
・2018年 高知県立大学地域教育センター公開講座 講師
・2015-2017年 家庭的保育の研修講義

中高生・県民・地域住民向け講義

・2015年 小津高校出前講座 「高知県立大学健康栄養学部で学ぶ魅力」
・2015年 土佐女子高校出前講座 「思春期、青年期の栄養」

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