ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究 > 【研究者情報】 山田 覚

本文

【研究者情報】 山田 覚

ページID:0018199 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

山田 覚  Satoru Yamada 

職位 特任教授
役職  
所属 大学院 看護学研究科
教員紹介  global rmap 
山田 覚 
長野県諏訪清陵高校卒業後、東海大学工学部経営工学科で、工学部でありながら看護サービスの生産性の視点から、看護管理学を学びました。大学3年生のとき、看護実習を体験し、”これだ”と思い決まっていた就職を蹴り、看護の世界に飛び込みました。同大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)後、日本アイ・ビー・エム(株)にて、コンピュータと人間との関係性を研究しながら企業組織の経営実践を学び、看護界への復帰を狙っていました。待つこと11年、平成10年の本学改学時に、声を掛けていただき赴任しました。学部の学生時代、看護や医療の生産工学について学び、大学院では臨床現場の方々と協働して、看護管理の実践を学びました。高知に赴任した年の9月、いわゆる98豪雨を経験しました。自分自身は被災しませんでしたが、高知市の被害は大きく、リスクマネジメントの視点から、災害看護に関ることとなりました。しばらくは看護管理学領域に属していましたが、現在は災害・国際看護学領域に属して、災害看護に関する教育・研究をしています。
活動紹介 私の専門の一つである看護管理学をベースとして、災害看護学におけるリスクコミュニケーションやリスクマネジメントについて日々考えています。
メッセージ 40歳のときに高知に来ましたが、40歳を過ぎても人は成長するものだということを実感しました。暖かい高知ならではのものか?人がよく成長するようです。頭髪はかなり白くなりましたが、まだまだ学生さんには負けられません。

研究者略歴

学位 工学博士(東海大学、1993年)
学歴・職歴

【学歴】
 1980年 東海大学 工学部 経営工学科 卒業
 1982年 東海大学大学院 工学研究科 博士前期課程 修了
 1987年 東海大学大学院 工学研究科 博士後期課程 単位取得退学

【職歴】
 1987年 日本アイ・ビー・エム株式会社大和研究所
 1998年 高知女子大学(高知県立大学) 看護学部・看護学研究科 教授 現在に至る

専門分野 災害看護学、看護管理学、人間工学、
日本人間工学会認定人間工学専門家 認定者番号112号 (平成15年6月)
所属学会

日本看護科学学会(代議員)
日本災害看護学会(名誉会員)
日本人間工学会
​日本看護人間工学会

研究SEEDS

研究テーマ

・看護管理システムの分析と設計

・看護サービスの質の向上と安定

・災害看護支援ネットワークシステム

・看護管理

・リスク・コミュニケーション

研究概要

 看護はサービス業の一つであり、サービスの最も大きな特徴である無形性により、看護職により生産される看護サービスは、測ることが大変困難であるといわれている。しかしながら、管理の原点は、管理対象を把握することであり、測ることの難しい看護サービスを如何に客観的に把握するかが課題である。自身の一つの専門である人間工学分野において、人間の特性という測り難い現象を如何に測るかという研究経験から、看護管理学における種々のメジャメント開発を行って来た。また、測定したデータの解析に関しても、実験計画法や各種多変量解析の経験から、分析計画を構築することができる。これらの技術は、上記全てのテーマの量的データ解析に、適応できるものである。

相談可能な領域

・災害看護(危機管理システムの構築)

・看護管理(業務管理、人材育成、経営システム分析と構築、業務カイゼン)

・量的看護研究(尺度設計、データ解析)

キーワード

 災害看護、災害看護支援システム、ネットワーク、看護実践能力、OJT、OFFJT、リスク・マネジメント、品質管理、QCサークル、
 看護管理システム、意思決定システム、メジャメント

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs17

研究業績

主要研究論文等

cinii

・山田 覚、佐東 美緒、小原 弘子、大川 宣容、西内 舞里:「新型コロナウイルス感染症拡大下の遠隔授業における看護系大学学生の自己調整学習方略」、『高知女子大学看護学会誌』(2023)

・山田 覚、佐東 美緒、小原 弘子、大川 宣容、西内 舞里:「新型コロナウイルス感染症拡大下の看護系大学学生の自己調整学習方略」、『高知県立大学紀要 看護学部』(2023)

・大川 宣容、坂元 綾、山田 覚、畦地 博子:「看護学研究科修了生による教育評価」、『高知県立大学紀要 看護学部』(2023)

・山田 覚、木下 真里、畦地 博子、久保田 聰美、川本 美香:「行政が地域住民に期待している災害リスクの軽減方法および地域住民の
災害リスクの認知度を高めるための方策」、『高知県立大学紀要 看護学部』(2023)

・増田 みちる、山田 覚:「域住民の防災/減災意識と行動を向上させる行政保健師のかかわり」、『高知女子大学看護学会誌』(2023)

・山田 覚、佐東 美緒、小原 弘子、大川 宣容、西内 舞里:「2020年度遠隔授業の評価 (第1報)~学生の評価: 通常の授業評価の視点から~」、『高知県立大学紀要 看護学部編』 (2022)

・山田 覚、佐東 美緒、小原 弘子、大川 宣容、西内 舞里:「2020年度遠隔授業の評価 (第2報)~教員の評価: ガニエの9教授事象の視点から~」、『 高知県立大学紀要 看護学部』 (2022)

・西内 舞里、小原 弘子、大川 宣容、佐東 美緒、山田 覚:「高知県立大学看護学部における遠隔教育の課題 テキストマイニングによる2020年度看護学部学生アンケート自由記載の分析」、『高知県立大学紀要 看護学部』 (2022)

・井上 直子、山田 覚、藤田 佐和:「慢性疾患患者の患者教育を行う看護師のコンピテンシーモデルの検討」、
『高知女子大学看護学会誌』47(1) (2021)

・稲田 久美子、山田 覚:「看護組織における組織文化の測定尺度の開発」、『高知女子大学看護学会誌』46(2)、pp. 80-89 (2021)

・山田 覚、木下 真里:「災害時の医療材料の需要と供給 ~シミュレーション実験を通した一考察~」、
『高知県立大学紀要 看護学部編』 (2021)

・Hastoro Dwinantoaji, Sakiko Kanbara, Mari Kinoshita, Satoru Yamada, Hasti Widyasamratri, Mila Karmilah:Factors related to intentions among community health cadres to participate in flood disaster risk reduction in semarang, Indonesia, European Journal of Molecular & Clinical Medicine 7(10), pp. 1046-1063 (2020) 

・谷 めぐみ、山田 覚:「中堅看護師の成長支援に関する研究」、『高知女子大学看護学会誌』44(2)、pp. 131-140 (2019)

・久保田 聰美、山田 覚:「看護職と組織の相互作用に基づくキャリア・デザインシステム~「辞めたい思い」を抱く看護職のキャリア・
ストレスの様相と対処過程~」、『高知女子大学看護学会誌』44(1)、pp. 109-125 (2019)

・山田 覚、他:「図書館のラーニングコモンズの活用と騒音課題」、『高知県立大学紀要 地域教育研究センター・総合情報センター編』第67巻、pp. 1-12 (2018)

・加藤 昭尚、山田 覚:「看護師のワークライフバランスに影響する要因」、『高知女子大学看護学会誌』43(2)、pp. 91-101 (2018)

・S. Kanbara, H. Lee, N. Ngatu, K. Takezaki, S. Yamada, Y. Nakayama, S. Nojima: Information and response shortfall in shelters after the Earthqueake in Kumamoto - The nursing perspective -, HEDN 4(1), pp. 74-79 (2017)

・山田 覚:「いのちと健康と生活をまもる基盤づくり」、『学術の動向』22(6)、pp. 31-37 (2017)

・内川 洋子、山田 覚:「看護師のチームワーク・コンピテンシーに影響する要因」、『高知女子大学看護学会誌』43(1)、pp. 15-23 (2017)

・森木 妙子、山田 覚:「病棟看護師長が行う看護管理の工夫の構造」、『高知女子大学看護学会誌』43(1)、pp. 35-45 (2017)

・S. Kanbara, H. Lee, R. Ngatu, S. Nojima, K. Nagasawa, S. Yamada: Steps to eliminating health inormation shortfall for foreign residents in Japan, Health Science Journal 10(2), pp. 1-5 (2016)

・森下 安子、山田 覚:「『Team Skills Scale』日本語版の開発と訪問看護師を対象として測定」、『高知女子大学看護学会誌』41(2)、pp. 22-30 (2016)

・山田 覚:「看護師長が行う看護管理の工夫を構成する因子、病棟や看護部・院内での活動の工程管理・時間管理に生かすプロジェクト
マネジメント」、『主任看護師』26(1)、pp. 22-27 (2016)

・山田 覚、渡邊 桂子、下元 有加、吉本 悠子、梅原 博子、名和 真一、風間 裕:「大学図書館サービスに対する学生の認知構造」、
『高知県立大学紀要 地域教育研究センター・総合情報センター編』第65巻、pp. 1-10 (2016)

・坂元 綾、山田 覚、長戸 和子:「スタッフ育成における病棟看護師長の役割の構造」、『高知県立大学紀要 看護学部編』第65巻、
pp. 25-32 (2016)

主な著書

・山田 覚、他:『災害看護』、学研メディカル(2018)

・山田 覚、井上 正隆:『看護学生・看護職が知りたい統計学』、東京図書、東京(2017)​

・『災害看護学習テキスト』、日本看護協会出版会、東京、共著

・『救急看護 プレホスピタル災害看護』、山中書店、愛知、共著

・『看護の人間工学』、医歯薬出版、東京、共著

・『人間工学入門』、建帛社、東京、共著

・『医療・看護のためのやさしい統計学基礎編』、東京図書、東京、単著

科学研究費

・研究課題:遠隔参加型看護マネジメント・リフレクションの実践のための教育プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2021年4月-2024年3月
 代表者 :内川 洋子 高知県立大学 看護学部 准教授
 分担者 :山田 覚  高知県立大学 看護学部 教授
      岩崎 順子 高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:災害に関連する専門職者・行政と住民とのリスクコミュニケーションガイドラインの提案​ 研究代表者
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2020年4月-2024年3月
 代表者 :山田 覚  高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :川本 美香 高知県立大学 看護学部 助教
​      久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授
​      木下 真里 高知県立大学 看護学部 教授
​      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:全被災者の健康状態把握を支援するモバイル・ツール開発研究​
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2020年4月-2023年3月
 代表者 :木下 真里 高知県立大学 看護学部 准教授
 分担者 :敷田 幹文 高知工科大学 情報学群 教授
      田之頭 恵里 高知県立大学 看護学部 助教
      森下 幸子 高知県立大学 看護学部 准教授
      神原 咲子 高知県立大学 看護学部 教授
      山田 覚  高知県立大学 看護学部 教授
      畠山 典子 大阪市立大学 大学院看護学研究科 講師

主な受賞歴・特許など

・日本災害看護学会功労賞 (2008)

・マウスポインタの表示方法 (特許公開2000-2593156)

・キーボード組込み型座標指示装置、キーボード・ユニット、及び情報処理機器 (特許公開平11-85354)

・マウス・カーソルを表示する情報処理装置、マウス・カーソル、及びマウス・カーソルを表示する情報処理装置の制御方法
(特許公開平11-65811)

主な社会貢献

・高知県災害看護支援ネットワーク代表
・高知県看護協会ファーストレベル、セカンドレベル研修

ピックアップ

研究者情報バナー 高知県立大学学術情報リポジトリ