本文
職位 | 講師 |
役職 | |
所属 | 社会福祉学部 社会福祉学科 |
学位 | 修士(社会福祉学) (大阪府立大学、2013年) |
学歴・職歴 |
【学歴】 【職歴】 |
専門分野 | 生活困窮問題とその支援 |
所属学会 |
日本社会福祉学会 |
・生活困窮問題の実態の把握および生活困窮者に対する支援方策
・高知県における医療供給体制の形成過程
・町村福祉行政の実態と課題
今日の生活困窮者の経済的困窮の背景・要因には、不安定就労、リストラ・倒産・失業、多重債務、住居不安定、DV・虐待、学校中退、いじめ、家出、病気や障害、犯罪・孤立など多岐にわたった問題がある。生活困窮問題は目に見えない場合が多く対策が困難であり、現行の制度がかならずしも有効にはたらいているともいえない。生活困窮者支援の受け皿として地域に大きな期待が寄せられているが、その具体的方策は見えてこない。高知県における地域の生活困窮者支援の実態とその可能性について研究を進めたい。
また、高知県は人口対病床数が全国でも飛びぬけて高く、「病床王国」ともいわれるほどである。そうした医療提供の体制がどのような経緯のもとで組み立てられてきたか、その形成過程についての史的研究を行う。
さらに、1990年の福祉八法改正以降、地方分権改革にともなう機構改革が社会福祉関連領域においても幾時にわたり行われてきた。これらは、都道府県福祉事務所から市町村社会福祉担当部局へとそれぞれの制度の権限が移譲されたものとして総括でき、社会福祉行政全般に共通して「市町村中心主義化」が進行している。「市町村中心主義化」に町村はどこまで対応できるか、町村福祉行政の実態と課題に関する研究を行う。
生活困窮問題の実態調査
生活困窮者、野宿生活者、ホームレス、生活困窮者自立支援、地域、高知県、医療供給体制
・杉 泰祐、行貞 伸二、池島 明子、富山 浩三:「体育系大学の東日本大震災からの復興支援活動 ―大阪体育大学「サンライズキャンプ」の事例―」、『大阪体育大学紀要』第50巻 (2019)
・行貞 伸二:「1999年スウェーデン年金制度改革とその後」、『大阪体育大学健康福祉学部研究紀要』第13巻、pp. 63-91 (2016)
・行貞 伸二:『社会保障制度の基礎理解(社会福祉士養成テキスト 第2巻 福祉政策と実施体制、志水幸監著)』、日本総合研究所、東京(2020年)
・行貞 伸二 監:『社会福祉士養成テキスト 第3巻 社会保険制度 社会福祉制度』、日本総合研究所、東京(2020年)
・研究課題:野宿生活者のニードを基軸にした複合的施策のあり方に関する研究
研究種目:若手研究(スタートアップ)
研究期間:2006年度-2007年度
代表者 :行貞 伸二 大阪体育大学短期大学部 講師