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「第36回日本看護科学学会」交流会にて本講座の取り組みを発表
「第36回日本看護科学学会」交流会にて本講座の取り組みを発表
平成28年12月10日(土曜日)、11日(日曜日)に開催された「第36回日本看護科学学会」の交流集会で、本講座の取り組みについて発表を行いました。今回の交流集会は、千葉大学大学院看護学研究科の吉本教授の発案で実現しました。訪問看護師の量的・質的確保に取り組んでいる千葉、鳥取、高知県から、各県での育成状況や課題について報告し、参加者と意見を交わしながら、在宅ケアを担う人材にどのようなサポートができるかを検討しました。
参加者は約20名でしたが、現任教育の支援や、訪問看護師を目指す学生の相談に乗っている看護系大学の教員が多数を占め、新卒訪問看護師の育成が全国に広がっていることを実感しました。また、看護系大学の学生からは「学生、親、教員だれもが訪問看護ステーションを就職先の1つと考えられるよう、PRしてほしい」という意見もありました。新卒訪問看護師育成のために、「訪問看護ステーションに就職を希望している学生に対し、どのようなサポートが必要か」、「新卒を雇用することに抵抗のあるスタッフに、どのように関わるか」などの質問があり、高知県からは実例を交えてお答えし、これから取り組みを始める方々に参考にしていただけたのではないかと思います。
訪問看護師育成は、各都道府県で様々な背景、課題のもと進められています。本講座でも高知県の各地域やそこで活動する訪問看護ステーションと対話しながら、3年目に向けて取り組みを続けていきます。
本講座の取り組み発表 参加者からの質問を受ける森下幸子特任准教授