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「平成29年度訪問看護スタートアップ研修」新卒枠修了式 報告

ページID:0009944 更新日:2018年4月5日更新 印刷ページ表示

 平成30年3月22日(木)11時30分~12時、平成29年度「訪問看護スタートアップ研修」新卒枠修了式を行いました。4月から一年間、大学での研修と振り返り、職場である訪問看護ステーションでのOJT(実地研修)を終えた新卒枠5名がこの日を迎えました。

 野嶋佐由美学長からは、「みなさんが選択された新卒訪問看護師の道はたやすいものではなかったと思いますが、一年間という長い時間をかけて事例や状況を振り返り、分析し、知識と現場をつなぎ生きた知識、実践力を身につけてこられたことを誇らしく思います。訪問看護師は地域包括ケアの要として、県民の暮らしの場で予防的看護から看取りまで多様なニーズを受け止める、質の高い看護を求められています。これからは地域共生社会の実現に向けて、大学で学んだ「地域で協働して問題を解決する力」を活かして地域課題に取り組んでもらいたい」とお祝いと労いの言葉がありました。

 高知県健康政策部医療政策課・川内敦文課長からは、「高知県は日本一の健康長寿県構想のもと、高知県版地域包括ケアシステム構築をめざし、そのために地域に必要な人材を育成し、サービスを整え提供できる体制の構築を強化していこうとしています。その地域で暮らす人々の生活を守るゲートキーパー役を担うのが訪問看護師であり、みなさんはその人の生活に着目して看護を考え、まい進してほしい。期待は大きいができることを行い、利用者さんから学んでいただきたい。」とあたたかいエールをいただきました。

 修了者からは、「仕事と研修は慣れずにつらく困難に思うこともありましたが、職場の支援、利用者さん・ご家族からの励まし、大学での研修・振り返り、5名の学びの仲間がいて頑張ってこられました。これからは高知県の新卒訪問看護師のパイオニアとして自らキャリアを作っていきたいと思います。」と感謝とともに今後への力強い抱負が述べられました。

高知県、高知県看護協会の関係者の皆様、所属の訪問看護ステーションの所長さんにご出席いただき、池田センター長、森下安子先生はじめ多数の学内関係者にも見守られながら笑顔と涙の修了式となりました。

新卒訪問看護師5名は、今後は地域の訪問看護ステーションでさらに学びながら経験を積み重ねていくことになります。大学は修了生の仲間とのネットワークを作りや2年目以降のフォローアップ研修を支援し、人材育成をとおして高知県の地域医療に貢献していきます。

 

【集合写真】

H29修了式