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2018年11月25日に高知市立旭小学校で野島(DNGL4回生),伏見(DNGL2回生)、杉本(DNGL1回生)、中山教授が小学校の先生と協働し防災学習を行いました。今回は、第15回きららフェスティバル(防災・安全参観日)の一環として、小学4年生と6年生を対象に地震での被災を想定し、災害を生き抜く方法として応急処置法、そして避難所での支援の在り方について防災教育を行いました。
具体的な内容としては、小学4年生を対象に高知医療センター救命救急科の医師3名に協力いただき、応急処置法を行いました。今回は、日常生活でも応用できる直接圧迫止血法、間接圧迫止血法、骨折の固定、鼻出血の止血、熱傷時の冷却法について身の回りにある物品を用いて実演を行い、その後、体験学習として児童自らがペアを作り応急処置法を行いました。
学習会を通して児童の皆さんからは、考えていた以上に困っている人に声をかけることが難しいという意見や、他にも自分たちにできることがあるかもしれないという意見が挙がりました。また、相手が何に困っているのか、自分ならどうしてもらいたいのか考えることができたという前向きな意見がありました。今回の学習会をもとに自分たちでも避難所で何ができるのか振り返る機会となったことは、支援者育成の側面からも大きな成果ではないかと思います。
さらに、今回は防災・安全参観日ということもあり、多くの保護者の皆様に参加いただけたことは、あらためて家庭での災害への備えや支援の在り方について振り返る機会となったのではないかと思います。また、私たちにとっても、地域に出向き、地域の方々とともにみんなで災害を生き抜くためにともに考えていく貴重な時間となりました。最後になりますが、このような貴重な機会をいただき、ご協力いただきました皆様にお礼を申し上げます。