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【高知県立大学・出前授業】県立中村高校における「知って助かる災害看護」研修(2019年7月31日)

ページID:0015038 更新日:2019年7月31日更新 印刷ページ表示

 7月31日に高知県立中村高等学校の大会議室で行われた、高知県高等学校保健会幡多支部生徒保健委員会研究協議会の研修で、1名のDNGL学生が講師を務めました。研修では「知って助かる災害看護」というタイトルにて講演と実技演習を実施しました。

 午前の神原教授の講演では、災害イメージシートを使用して災害の想定と被災状況を決めて、そこから何が起こるのかをイメージし、その時に自分が感じた困難や疑問を書き込むことで自分が今できている災害対策とこれから行うべき災害対策を考える方法を伝えました。その上で、昨年の平成30年7月豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町の当時の状況を写真を用いて説明することで、テレビなどの報道によって知ることができる被災地の状況よりも、より現実的な被災地の状況をイメージすることができるようになっていました。

 午後の実技編では、DNGL学生が講師を務め「身近なものを使った応急処置」というテーマでグループに分かれてディスカッションや実践を行いながら説明を行いました。応急処置を学び実践するための基本の心得として、『誰かを助ける前に、まず自分を守る』ことの重要性を伝えました。その上で、具体的な応急処置方法として止血法ややけど、熱中症への対処方法を説明し、骨折時の固定方法をグループごとに実践しました。グループ内で各自が持参した応急手当で使用できそうなものを使って、どのようにすれば骨折箇所を固定できるのか、グループ内で活発に意見交換ができていました。

 今回の研修では、災害をイメージすること、応急手当で誰かの生命を救える可能性があること、勇気を出して傷病者を助けて欲しいこと、自分の生命を守って欲しいことを説明しました。若い力あふれる高校生がより災害への関心を高め、支援力を高めることができるよう、このような研修を定期的に開催する必要性を感じました。

(5期生 坂東)

中村出前授業①中村出前授業②

中村出前授業③