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昨年に引き続き、香美市土佐山田町本村地区・自主防災会主催の避難訓練に参加しました。今回は、ポリ袋を使った炊飯を住民の方とともに実施し、学習会では今年多発した大雨に対する備えについて話し合いました。
今回の訓練には約50名の方が参加していました。これは、訓練の対象者の約半数にあたります。訓練への参加率の高さから、この地域の人々の災害に対する意識が高いということに驚きました。また、炊き出しでは、調理法を確認する人、段取りを説明する人、黙々と材料を準備する人、と、うまく役割分担がされていました。日ごろから顔の見えるご近所付き合いをしているからこそ、声を掛け合うことができ、集団作業がうまくいくのだろうと感じました。このような関係性は、地区の方々がもっている災害対応能力であり、緊急時の実践でも重要な点です。私自身も、このような地域の方々とのつながりを大切にしていきたいと思いました。
世界中で異常気象が観測され、今年は日本各地で水害が起こりました。近年の台風については、「昔は高知は台風の通り道だったのに、最近は変わってしまった。」「台風が巨大化しているから、今までのようにはいかなくなっている。」という声もありました。
災害に必要な備えのなかには、個人では難しいこともありますが、地区で声を掛け合い、ときには行政に協力を求めるなど、力を合わせて頑張っていきたいと思います。
第4期生 伏見 木綿子