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2020年1月17日(金曜日)に高知市立旭小学校で参観日がありました。その中で、6年生の60名を対象にDNGL5回生野島と、1回生増田が減災教育を行わせていただきました。
今回の目的は小学生の防災や災害時の対応に関する理解を深め、防災減災活動が日常生活の延長になるように意識付けることでした。
事前に高知県庁南海トラフ地震対策課編集の「その日、その時・・・」のDVDを鑑賞してもらい、避難所での生活についてイメージを持ってもらいました。当日は、避難所内における高齢者の事例を用いたロールプレイとグループワークを実施しました。
避難所内ではどんな問題が起こるだろうか、その問題に対して小学生の自分はどんなことができるだろうか、ということを考えるきっかけ作りになるように、町のボランティアの方々も高齢者役や避難所のスタッフ役としてロールプレイに参加してくださいました。
児童の皆さんは、ロールプレイによる事例を見た後にグループに分かれ話し合いをしました。意見を活発に出し合っており、「僕ならこうする」「それはかわいそうだ」など、状況をよくイメージして自分事として捉えていました。
グループワークの後には、実際にいくつかのグループに分かれてロールプレイに参加してもらい、困っている人への関わり方を実演してもらいました。始めは前に出ることや、他の方に声をかけることに躊躇していましたが、ボランティアの名演技により児童達も真剣に活発に声をかけるようになりました。また、他のグループの児童も違う方法があると積極的に前に出て発表する姿が見られたり、避難所のスタッフに困っている人がいることを伝えに行ったりと、他者に助けを求めるという方法も出され、とても頼もしいと感じました。
児童の皆さんの元気で生命力あふれるエネルギーで避難所を良い環境に変える力があるのではないかなと感じました。また、小学生の自分たちにでも何かできることがあるのだという自信や経験に繋がり、今後起こるとされる南海トラフ地震に対する、防災・減災の一つとして、今回のロールプレイが活きることを願っています。
最後に今回、ご協力していただきました関係者の皆様にお礼を申し上げます。
DNGL6期生 増田みちる