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【レポート】令和2年7月豪雨における支援活動

ページID:0018328 更新日:2020年7月4日更新 印刷ページ表示

 2020年7月4日~12日にかけてNPO法人ピースウィンズ・ジャパンの医療チームの一員として熊本県で発生した水害への支援活動を行いました。

 主な活動内容は救助・捜索活動、救出された住民の健康チェック、孤立地域での巡回診療、2次避難所開設に伴う避難所開設・運営支援、物資支援などを実施しました。

 水害で道が寸断されたことによって孤立している地域が複数あり、健康状態の悪化が懸念される地域に、途中まで車で向かい、そこから数キロ歩いて孤立している住民が避難しているところへ巡回診療に向かいました。高血圧や糖尿病を患っている高齢者は、すでに薬が切れていたり、水に流されて薬を持っていない方もいて、医師とともに診察を行いました。

 また、球磨村では総合運動公園にある屋根付き屋外ドーム(さくらドーム)に多数避難者が避難していましたが、衛生環境や生活環境としては不適であったため、2次避難を実施することが決まり、避難所の開設を行政の方々と行いました。高齢者や在宅酸素をされている方などが避難されている中で、健康状態の悪化に留意しながらパーテーションや段ボールベットなどの導入を行い、生活環境を少しずつ整えていきました。

 今回の支援では、一般の水害への対応に加えて、新型コロナウイルス感染症への対応も必要であったことが難しかったですが、関係者と協力しながら一つずつ体制を整えることができたと思っています。


(DNGL 3期生 佐々木 康介)

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