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学生防災サークルの「イケあい 地域災害学生ボランティアセンター」では、昨年に引き続き、2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地である石川県輪島市で、ボランティア活動を行ってきました。
令和7年は、前半9月16日~20日の間、多くの仮設住宅が建つ輪島市中心部の仮設住宅3か所と、後半は9月23日~27日の間、輪島市西部の門前町にある仮設住宅3か所にある集会所や近隣公民館で活動させていただきました。1回生8人、2回生3人、3回生1人、計12人です。主な活動内容は昨年と同じく、ご当地の皆様に楽しく体を動かしていただいたり、かんたん蒸しパンを一緒に作りながら、お茶会を通して学生との交流と、お互いに近況をおしゃべりしていただく場を設けました。
発災から1年9か月が経過し、地震で倒壊した建物こそ解体されてなくなっていましたが、まだまだ壁や屋根にブルーシートがかかったままの家が残り、道路は大規模な改修工事が至る所で続けられていました。お茶会での皆さんのもっぱらの話題は、自宅解体の時の様子や、「もう役場から、仮設住宅を出たらどうするのか、との調査が来た」という話でした。「ようやく自宅の解体も進み、仮設住宅の生活も落ち着いたところなのに」「自宅を再建するのも大変でどうしようかと考えている」と生活再建はまだまだ道半ばの状況が伝わりました。そんな大変な思いをされている中でも、この度も学生の訪問を温かく迎えてくださったご当地の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
地震とその後の豪雨災害に見舞われた輪島市の今と、その場所でしか学べなかった活動中の多くの学びについてご報告します。
なお、本活動にあたり、大学後援会様、同窓会しらさぎ会様より活動費のご支援をいただきました。また現地活動にあたっては、輪島市支援調整窓口(一般社団法人 ピースボート災害支援センター)様、公益社団法人 青年海外協力協会 様のご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。