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6月23日(月)に開催した「こうちのしごと研究セミナー特別版」で、高知銀行の河合祐子副頭取が「高知×金融×デジタル」というテーマで講演を行いました。
河合副頭取は、人口64万人という小規模な国ながら経済的に大成功している西ヨーロッパのルクセンブルクや、グルメの町として有名になったスペインのサンセバスチャンなどの事例を紹介し、人口が少なくても経済的に発展していく方法があると、豊富な海外経験を通して感じたと話しました。そのうえで、豊かな自然環境や移動時間の短さ、家計黒字の度合といった高知県の持つポテンシャルの高さをデータを交えて説明し、海外の成功事例のように、小規模コミュニティだからこそこれらの強みを活かして発展していける可能性が高知県にはあると感じ、高知銀行で働くことを決めたと話しました。
また、デジタル化の発展によってコミュニケーションの方法がマスから双方向及び一対一に変化しており、顧客の変化に応じて商品・サービスの設計や情報の届け方を変化させる必要があり、プロダクト起点(プロダクトアウト)から顧客起点(マーケットイン)へビジネスの発想を変えていく必要があると説明しました。さらに、デジタルや生成AIツールの使用経験は経験値として非常に重要なため、生成AIを積極的に使うこと、SNSで情報発信をすること、プログラミングを学ぶことは、学生時代の間にぜひ経験してほしいと話しました。
講演の最後には、高知銀行の採用担当の方から業務内容や特徴など、高知銀行の魅力についてお話しいただきました。