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クリティカルケア看護学(令和8年度)


ページID:0043864 更新日:2026年6月17日更新 印刷ページ表示

ケア検討会

第1回クリティカルケア看護学領域ケア検討会

目 的:臨床現場で働く看護師とともに急性・重症患者やその家族に対するケアの質の向上
テーマ:救急・集中治療領域における早期回復支援
日  時:令和8年6月9日(火曜日) 18時30分~20時
場  所:高知県立大学看護学部棟(C310) ハイブリッド開催
事  例:原因不明の心停止をきたした30歳代男性の蘇生後のケアについて
ミニ講義:「高齢消化器がん患者の周術期看護」講師:森本 紗磨美
参加者:11名(オンライン3名、会場8名)
内 容:
①事例検討
 全体で患者の背景、既往歴、発症後の経過および治療内容について検討し、事例の状態を共有しました。その後、患者の身体状態から考えられる病態や今後起こり得るリスク、治療の方向性、原因が特定されていない段階における介入方針について、参加者それぞれが意見を出し合いました。限られた情報の中であっても、看護として何が必要かを検討し、原因検索を進めながら全身状態の安定化を図ることの重要性を確認しました。また、本症例に必要な検査や追加情報についても話し合い、全身状態の悪化を予防しながら、可能な限りのリハビリテーションの実施、多職種との連携、人工呼吸管理や治療に伴う合併症予防に取り組む必要性を共有しました。
 さらに、壮年期にある家族の発達段階を踏まえ、「望ましい回復」とは何かについて検討するとともに、突然の発症によって重症患者を抱える家族への支援についてディスカッションを行いました。その中で、参加者が実践している家族ケアや、ICU入室経験のある家族を持つ参加者の体験が共有され、患者の苦痛緩和だけでなく、患者・家族双方の精神的安寧を支えるケアの重要性が再確認されました。
 今回はモデル事例を用いたため、詳細な情報や経過について十分に掘り下げることはできませんでしたが、参加者それぞれが事例から考えられる病態や課題について多角的に検討し、状況に応じた看護のあり方を考察することで、重症化予防と回復促進を目指した看護実践について理解を深める機会となりました。
②ミニ講義
 森本講師より「高齢消化器がん患者の周術期看護」という内容でプレゼンテーションがなされました。高齢消化器がん患者が、手術により機能変化した身体で残りの生活をより良く生きることができるよう、周術期に行われる看護支援について説明がなされました。高齢者だからこそ、手術侵襲からの回復を促進するとともに、機能変化に対し自分らしい健康を目指すための看護支援が提案されました。
③参加状況と今後の予定
 様々なフィールドで活躍されている看護職の方々の参加があり、それぞれの持つ視点から幅広いディスカッションができ、視野を広げる機会になりました。また、クリティカルケアに興味を持つ学部学生の参加もあり、教科書や講義だけでは得ることのできない臨床の実際や看護師の思考過程に触れ、関心を持ちながら熱心に参加している様子がうかがえました。第2回ケア検討会を2027年2月16日に予定しています。

クリティカル_森本


 

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