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6月10日(月曜日)に、管理者研修を開催し、高知県内の各医療関係施設から管理職の方々の参加がありました。
高知県の入退院支援事業の位置づけや概要を説明し、今まで実際に本事業の基幹病院として取り組まれた病院から取り組み事例も発表いただきました。
参加者からは他施設の取り組みや意見が聞けたため、自施設の取り組みに活かしたいとの声が聞かれました。
【研修内容】
□ 高知県の挨拶
高知県健康政策部在宅療養推進課 課長補佐 市村 岳二 氏
□ 入退院支援の推進における病院や病棟改革に向けた管理者の役割機能について
①高知県地域医療構想に基づく入退院支援事業の位置づけ
高知県健康政策部在宅療養推進課 チーフ 大崎 亮彦 氏
②入退院支援事業の概要と年間スケジュールについて
入退院支援事業責任者 看護学部 特任教授 森下 安子
③入退院支援における管理者の役割について
高知県立大学 健康長寿研究センター長 看護学部 教授 久保田 聰美
□ ゲストスピーカー
①高知医療センターも継続的に入退院支援の強化に取り組んでいます
高知医療センター 副院長兼地域医療センター長 林 和俊 氏
②組織的に取り組む多職種連携入退院支援
いずみの病院 看護部長 松岡 和江 氏
□ グループワーク
<参加者からの感想 ※抜粋>
・地域連携室だけでなく患者さんのケアに関わるすべての職種が、その方やそれを支える家族の在宅生活に対する意向やそれまでの生活、課題を共有する為に他職種カンファレンスの重要性がある、またその内容について周知することが大切である。外来患者さんのケアマネージャーやご家族に入院前からの関わりが大事であることを外来看護師他に伝え関わりを持っていく、また、退院後の生活にも目を向け、支援がよかったかのフィードバックをすることが大事である。
・時代背景に沿った、対応が重要であることを痛感した。そのためには、診療報酬改定等情報を得て現状分析が重要だと思った。入退院支援における窓口を明確にし、それを職員全体に周知、徹底し誰に聞いても窓口がわかるようにしておく必要性を感じた。
・可視化シートが共通のツールとしてとても有効だと再認識した。当院でも可視化シートを作成しているが、充分に活用できていないため、活用を推進していきたいと思う。また、入院前の関わりを含め可視化シートのアップデートをしたいと思う。
・入退院支援事業に参加して以降、仕組み作りを繰り返してきていたが、今回の研修を通し、国が目指していく姿や施策、現場で求められる入退院支援の位置付けについて理解できた。また、多職種連携の入退院支援の実現のために管理者として多職種の相互作用を促していくことが重要であることが分かった。他施設の取り組みからも入退院支援を強化していくためにはPFM(Patient Flow Management)の視点を持つ必要性を今回知ることができた。
会場全体の様子 |
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令和6年度入退院支援事業について
https://www.u-kochi.ac.jp/site/wlrc/taiin202401.html
【お問い合わせ先】
高知県立大学 担当教員:看護学部特任助手 横川
地域連携部企画調整課 事務担当: 谷・松下
〒781-8515 高知市池2751番地1
電話:088-847-8815