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令和3年3月9日(火曜日)13時30分~16時30分、高知県立大学池キャンパスよりオンライン配信にて、入退院支援事業報告会を開催いたしました。
本年度は、急性期・回復期・在宅へとシームレスに移行する地域・病院・多職種協働型入退院支援体制の構築を目指し、急性期からは安芸福祉保健所管内のあき総合病院、回復期からは高知市の図南病院の2病院を事業基幹病院とし、事業報告を行いました。
また、令和元年度に新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、報告会が中止となり、発表が行えなかった施設・地域からの報告も加わり、事業終了後も継続的に取り組まれた内容や成果なども報告いただきました。報告会参加者は約220名で、病院からは急性期から療養病床まで、地域からは地域包括支援センター、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、介護系施設など様々な領域からの参加がありました。本事業が大切にしている「地域・病院・多職種協働」が着実に波及している成果と実感しております。
今年度も、入退院支援事業にご協力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。
健康長寿センター 入退院支援事業プロジェクトチーム一同
報告会アンケート(抜粋)
・報告会を通じ入退院支援事業の立ち上げから現在までの各地域・病院における課題や成果などが具体的に理解できた。
・この事業を高知県内の専門職の方が活用しながら、県内の在宅療養者の方を取り巻く環境整備をどんどん自発的に進めていることに感激しました。
・行政、大学、医療機関が連携してのこのような事業は全国的にも稀有なものと改めて思いました。入退院支援事業があまり総花的にならず、患者支援の手段としての体制構築にコミットしたものになって頂けたらいいなと思います。
・地域連携室などが設置されていない医療機関との連携が取りにくい。そのような機関でも地域との連携や退院後の生活に目を向けてもらえる様な研修があると良い。
・貴重なお時間をありがとうございました。立ち上げたばかりの事業所ではありますが、退院後の在宅生活が継続して出来るよう支援する為には、多職種の方との連携は非常に大事であり、訪問看護師として、どう働きかけていくのか、自分自身の課題も明確になりました。
・入退院支援は、組織全体で取り組む必要があること感じているが、業務多忙であることから道のりは程遠いと感じた。
・入退院支援において地域や関係機関との連携はもちろん、院内多職種での連携がまず第一に必要だと感じた。当院でも、院内での多職種連携を促進していきたい。今回の報告会の内容を部署内でも共有し今後の入退院支援に活かしていきたい。
・それぞれの病院、施設の取り組んでいることを改めて知ることができ、当院でも良いところを活用させて頂きたいと思いました。当院でも連携室と担当看護師との連携強化を考えておりフローチャートを作ったり、入院カンファレンス時の情報を共有するなど、今後実践していこうと思いました。
・病棟看護師が入退院支援に積極的に関わっている病院の報告を聞き、大変参考になった。当病棟の看護師はケアマネジャーと直接連絡を取り合うことがほとんどなく、地域連携室看護師にお任せ状態になっているので病棟看護師も関わることができる仕組み作りが必要と思います。
・地域に関わる多職種の方の報告を聞くことができてとても参考になりました。この事業に取り組む方々の地域課題への意識の高さが素晴らしいと思いました。回復期、在宅、急性期に関わり、この春からまた介護保険領域の業務にも携わる予定なので連携のイメージをしっかりと持って従事できればと思います。
・事例展開などの報告もあり、地域との連携のイメージができました。今後も事例を通して、実際の入退院支援の具体的取り組みがイメージできるような報告を聞きたいです。
報告会会場内の様子 |
開会の挨拶 高知県健康政策部医療政策課 |
取り組み報告の様子① |
取り組み報告の様子② |
閉会の挨拶 高知県立大学健康長寿センター長 |
令和元年度・令和2年度 事業参加病院・地域の皆様との集合写真 |
※写真撮影時のみ、一時的にマスクを外しております
令和2年度 入退院支援事業について
https://www.u-kochi.ac.jp/site/wlc/taiin2006.html
【お問い合わせ先】
高知県立大学 総務企画部企画連携課 由比・乾・沖野
〒781-8515 高知市池2751番地1
電話:088-847-8700 Fax:088-847-8670