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本学は高知市との包括協定を結び、池キャンパス・永国寺キャンパスともに大規模災害時の指定避難所に位置づけられています。災害はいつ発生するか分からず、職員誰もが避難所運営に携わる可能性があるため、災害に備え、全職員が実際に避難所を運営できるようになるための実践的な研修を実施しています。
第5回避難所運営研修を11月16日(水曜日)・24日(木曜日)に池キャンパスで、11月21日(月曜日)に永国寺キャンパスで開催しました。参加者は54名でした。
今回は、本学で地震が発災した際のタイムラインを想定したグループワークを行いました。
まず、地震発災~6時間、6時間~1日、1日~3日、3日~1か月の時系列において、各機関(大学全体・避難所・救護所)がそれぞれどのような対応をする必要があるのかを考え、「災害対策本部設置」「避難所立ち上げ」「施設の安全確認」等の項目が書かれたカードを時系列順に配置しました。
次に、実際の池キャンパスの施設の平面図を用いて、一時避難場所や物資の保管場所の位置などを確認しました。また、避難所となる体育館図面を使用し、避難所の通路確保・区割り、受付や掲示板等の位置のシミュレーションなども行いました。
最後にグループごとに発表を行い、議論を深めました。
参加した職員は、第1回から4回までの研修で学んだことを生かし、学内で起こりうるさまざまなことを想定しながら真剣に取り組んでいました。参加した職員からは、「大学の設備内容や避難所運営について、改めて知らないことが多いことに気がついた」「話し合いながら時系列に内容を落とし込むことで、するべきことが明確になった」などの感想がありました。
本年度の避難所運営研修はこれで終了となりました。
本年度学んだことを基に、さらにステップアップできるよう次年度も引き続き研修を行っていきます。