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令和3年度 高知医療センター・高知県立大学合同災害訓練を行いました

ページID:0017666 更新日:2022年3月30日更新 印刷ページ表示

令和3年度 高知医療センター・高知県立大学合同災害訓練

 令和3年11月28日(日曜日)に、高知県立大学は、隣接する基幹災害拠点病院である高知医療センターと合同災害訓練を実施しました。今年度は、昨年と同様に新型コロナウイルス感染症を考慮して、学生および外部者の参加を無しとし、具体的な被災者や傷病者役割を設けず、高知医療センターと高知県立大学の間を被災者等が移動しない設定として、必要最低限の教職員により実施しました。
 この訓練の目的は、高知医療センターが基幹災害拠点病院としての機能を果たせるように、来院した軽傷者と避難者、帰宅困難者を高知県立大学池キャンパスが受け入れること、高知県立大学は池キャンパスに避難所を開設し、受け入れと避難所の両機能を早急に立ち上げ、災害時の課題を抽出・分析し、災害対応マニュアルや連携ルール等を見直し、実際の災害時に対応することです。この訓練は平成24年に始まり、台風で1回中止したことがありますが、今年で9回目となります。毎回訓練後にそれぞれのエリアで反省会を開催し、挙がった課題への対策を、次回の訓練に盛り込む形で繰り返し行ってきました。
 当日は、昨年度と同様に前述の新型コロナウイルス感染症への対応から、高知医療センターとの情報伝達訓練を中心として、それに付随する学内の情報伝達・共有方法および学内の受傷者・避難者誘導、救護所、避難住民支援、食料対応の各チームにおける新型コロナウイルス感染症対策について検討し、シミュレーションを実施しました。
 高知医療センターとの情報伝達訓練では、①軽傷者の受け入れ依頼(医療C → 県大)、② 医師および看護師の増員依頼(県大 → 医療C)、③医療センターの業者の避難所への避難依頼(医療C → 県大)、④食料補給依頼(医療C → 県大)、⑤医療センターへの患者搬送と救急車依頼(県大 → 医療C)の5項目を行いました。
 まず、感染対策として、医療センターとの連絡調整を行う災害対策本部を、昨年と同様に例年の3分の2程度の人員で、更に2部屋に分けて立ち上げました。医療センターとの情報伝達訓練に対応し、学内に受傷者・避難者誘導、救護所、避難住民支援、食料対応の各チームを、人数を抑えて配置しました。各チームは、例年と異なり感染対策を考慮して、必要なエリアを立ち上げ、消毒液の配置などに加え、感染対策も踏まえたガイドラインの見直しなどを行いました。
 人流がないため、仮想の状況で訓練は実施されましたが、前述の①に関しては、学内の救護所チームが中心となり、受傷者・避難者誘導チーム、避難住民支援チームおよび食料対応チームが軽傷者受け入れの準備を行いました。②に関しては、救護所チームが軽傷者の状況をアセスメントし、依頼を行いました。③に関しては、避難住民支援チームが中心に対応しました。④に関しては、食料対応チームが中心に、食料等の備蓄量を調査し、対応しました。⑤に関しては、救護所チームが避難者の状況をアセスメントし、依頼を行いました。
 前述のとおり今回も新型コロナウイルス感染症を考慮しての訓練となりましたが、昨年に比べるとさらに踏み込んだ感染症対策となり、制約を受けながらも、災害訓練として必要な内容を検討することができました。

高知県立大学災害対策プロジェクト

 

 

当日の様子

感染症対策を考慮した災害対策本部の立ち上げ

感染症対策を考慮した災害対策本部の立ち上げ

 

感染症対策により別室で立ち上げた安否確認システム(災害対策本部)

感染症対策により別室で立ち上げた安否確認システム(災害対策本部)

 

災害対策本部での情報集約

災害対策本部での情報集約

 

感染症対策を考慮した避難所受付の打ち合わせ

感染症対策を考慮した避難所受付の打ち合わせ

 

感染症対策を考慮した避難所受付

感染症対策を考慮した避難所受付

 

感染症対策を考慮した救護所のガイドラインの見直し

感染症対策を考慮した救護所のガイドラインの見直し

 

感染症対策を考慮した食料対応エリアの準備

感染症対策を考慮した食料対応エリアの準備

 

炊き出し機器の点検

炊き出し機器の点検

 

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