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本学は高知市との包括協定を結び、池キャンパス・永国寺キャンパスともに大規模災害時の指定避難所に位置づけられています。災害はいつ発生するか分からず、職員誰もが避難所運営に携わる可能性があるため、災害に備え、全職員が実際に避難所を運営できるようになるための実践的な研修を実施しています。
令和4年度は、座学やHUG(避難所運営)ゲームを通し、災害対応に関する一般的な基礎知識を修得するための研修を実施してきました。令和5年度は、本学の環境や条件に合わせたオリジナルのシミュレーションゲームを作成するため、入職2~5年目の若手職員を中心にワーキンググループを立ち上げました。アドバイザーであるさんすい防災研究所の山﨑水紀夫氏の監修のもと、シミュレーションゲームを完成させ、令和5年度の研修素材として実際に活用することを目指しています。
6月21日(水曜日)に実施した第2回目のワーキングでは、第1回目のワーキングで洗い出した「災害時に本学で発生すると予想される事項」に対して、具体的にどのように対応するかを考えました。例えば、「一次避難場所への避難完了後、各棟でけが人が出た場合どのように対応するのか?」「非常用電源は何に優先的に使用するのか?」「2~3日中の休講について、学生への周知方法は?」などです。
また、実際の池キャンパスの施設の平面図を用いて、一時避難場所や物資の保管場所の位置などを確認しました。
実際に作成した資料でシミュレーション研修をすることを想定し、研修の中でどのようなワークをすれば職員に災害対応の知識が入りやすいか、より実践に近い形になるかなどを考え、意見を出し合いながら進めていきました。