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令和6年10月27日(日曜日)に、池キャンパスに隣接する高知医療センターと合同災害訓練(南海トラフ地震を想定)を実施しました。
高知県立大学は大規模災害時に開設される高知市の指定避難所として、基幹災害拠点病院である高知医療センターがその機能を果たせるよう、大規模災害時に来院した軽症者、避難者及び帰宅困難者のうち、高知医療センターから受け入れ要請のあった方を受け入れることとなっています。
毎年、合同災害訓練を実施し、相互の協力体制のもと、本学では帰宅困難者の受け入れ、高知医療センターではトリアージと重傷者の受け入れ訓練を行い、大規模災害が発生した際に備えています。
今年は、相互間の情報伝達訓練を中心に、災害訓練を実施しました。
本学学生は高知医療センターの院内訓練に傷病者役として参加し、トリアージを受ける体験をさせていただきました。学生たちは発災時における医療機関の対応を間近で体験し、将来、専門職となる自身の経験となりました。
また、トリアージを受ける際に自分の状態を伝えることの難しさなど、実際に体験することから得られるものも大きかったようです。
学内では9月10日に実施した訓練内容をブラッシュアップさせ、災害対策本部の立上げから避難所の開設・受け入れまでを想定した訓練を行いました。
その一環として、発災時の災害食や炊き出しも想定し、アルファ化米の試食やういろうのパッククッキングも実施しました。
高知医療センターで役割りの終わった学生は、帰宅困難者として本学の避難所へ移動し、受付、災害食の受け取り、パッククッキングの試食、本学の備蓄状況の見学を行いました。
発災を想定した大学での訓練や医療機関の訓練に参加することは、学生にとっても貴重な経験となり、災害時を想定するきっかけや日頃の防災意識への高まりにも繋がったようです。