本文
人間生活学研究科は「栄養・生活学領域」「社会福祉学領域」「文化学領域」から構成されています。社会人も仕事を続けながら就学できるように原則、土・日・祝日に開講しています。
さらに、2026年度からは、新たに博士前期課程に「ウェルビーイング学領域」が加わります。ウェルビーイングとは身体的・精神的・社会的にも良好な状態をいう概念を表しており、一時的・瞬間的に良好かどうかではなく、持続的に良好であることを意味します。新たな領域が加わることで、学問的な「問い」を深化させる学生だけでなく、地域課題に的確にアタックしたいという「問い」を持った学生まで幅広く受け入れています。
学生の指導には、人文科学・社会科学・自然科学にまたがる「複合的な学びと研究の場」という特徴を生かしています。所属する領域だけでなく他の学問領域からも科目を履修し、研究指導を受けることができます。研究指導には、学生が所属する領域の主・副指導教員と、他領域の副指導教員からなる3名があたります。
仕事などと学業の両立を支援するために「長期履修制度」も設けていますので、地域課題の解決や学び直しに関心のある人は、ぜひ「大学院という選択」を考えてほしいと思います。研究科の教員も、学生が持ち込む地域課題に目を開かれ、新たな化学反応が起こることを期待しています。
人間生活学研究科長 近藤 美樹