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高知県は在宅療養を支える訪問看護師の人材が少なく、特に中山間地域においては訪問看護サービスを受けたくても受けられない県民がいることが地域医療の大きな課題となっています。
高知県立大学はこのような状況を解決するべく、看護学部・社会福祉学部・健康栄養学部の人材・施設等を総動員し、地域包括ケアシステムの核となりうる訪問看護師を育成する「高知県中山間地域等訪問看護師育成講座」を設置しました。
関連機関の皆様方と協力して、県民の方々がご高齢になっても、中山間地域であっても必要な医療や看護が継続して受けられるよう、高知らしい訪問看護を創造していきます。
この研修では、高知県立大学の看護、社会福祉、健康栄養の3学部の教員が協働して訪問看護師の育成にあたります。大学での講義や演習に、受講者が所属する訪問看護ステーションでのOJT研修(現場で働きながら業務訓練をする)を組み合わせた研修を行い、修了後もフォローアップを行っています。
訪問看護を始めて2年目までの方、看護師等養成施設を卒業されて初めて訪問看護に従事する方、看護経験にブランクがある方など、訪問看護師を目指す方を対象にしています。受講者のこれまでの看護経験や職場での知識・経験などの習得状況に応じて育成を進めていきます。
所属される組織や経験値によって、中山間枠(6ヶ月)、新卒枠(1年間)、全域枠(3ヶ月)のコースから選択できます。新たに、中山間枠には「新任サードコース」を追加しました。詳しくはこちらをご覧ください。
Point1 少人数で学べます!
Point2 受講者の経験と習得状況に応じた個別プログラムです!
Point3 高機能シミュレーターを用いて、訪問現場を再現した環境での演習が可能です!
Point4 2名の専任教員が継続的にサポートします!
Point5 オンライン研修にも対応します! ※演習科目につきましては、原則対面で開催