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平成28年7月22日(金曜日)、23日(土曜日)に高知県で開催された「日本看護学会-在宅看護-学術集会」において、本講座の取り組みについて発表を行いました。年々参加者が多くなっている「日本看護学会-在宅看護-学術集会」で、今年も1200人以上が集まるなかで、特に在宅移行支援や看取りに関する内容は参加者の関心も高く、参加者はどの会場でも熱心に聞き入っていました。
1日目に本学からは、本講座の野村陽子助教がポスター発表を行い、「訪問看護スタートアップ研修」を運用する中で明らかになった新任者育成の効果と課題について報告をし、意見交換を行いました。また、2日目のシンポジウムでは「中山間地域の高齢者のいのちとくらしを支える」というテーマのもと、森下幸子准教授が大学の立場から、中山間地域で活躍する訪問看護師育成のあり方について講演を行いました。
講演後は、他県の中山間地域で活動されている訪問看護師さんや、新卒
看護師の採用を検討されている事業所の管理者さん等、多くの方々からご
質問をいただきました。また本研修では、訪問看護事業所だけでなく地域の
病院や診療所に勤める看護師も受け入れていることで、「両者が共に学ぶこ
とで地域の看護の展開に広がりが生まれているのではないか」とのご意見
もあり、今後の取り組みを進めていくパワーをいただきました。これからも、
本講座で得られた知見を様々な場で広め、在宅ケアの発展に貢献していけ
ればと考えています。
シンポジウムの様子
第47回日本看護学会-在宅看護‐学術集会 ポスター 発表ポスターの前で