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公開講座「域学共生~生活困窮者の支援~ 在宅で困った場合にどう対応するか」 開催報告

ページID:0012805 更新日:2018年10月29日更新 印刷ページ表示

 公開講座「域学共生~生活困窮者の支援~ 在宅で困った場合にどう対応するか」 開催報告

平成30年10月20日(土曜日)13時30分~15時

 特別講師として高知県社会福祉協議会、地域・生活支援課の鈴木香先生をお招きし、公開講座「域学共生~生活困窮者の支援~在宅で困った場合にどう対応するか」を開催しました。今回の講座には新卒者、新卒2年目、病院・診療所の看護師や、大学院生・教員が聴講し、研修後は修了生同士が近況の報告や課題の共有等を行いました。

 研修では、地域社会の現状、制度はどこへ向かっているのか、地域福祉と社会福祉協議会の役割、生活困窮者の支援の4つのコンセプトのなかで、高知県の現状と課題、地域共生社会の実現と生活困窮者自立支援制度についてをわかりやすく解説していただき、そのうえで地域福祉と社会福祉協議会の理念や活動を説明いただきました。「生活困窮者を支援する」では、事例の紹介や検証をもとに、どのように事例にアクセスするのか、具体的な支援の方法、制度の活用、関わる機関や支援の評価について学ぶ貴重な機会となりました。

 修了生は、社会福祉のエキスパートから講義を聞き、知らなかった言葉や制度もあり、「生活困窮といっても健康問題から生活、経済、社会的、地域的な問題も含まれた多様な状態であることがわかった」、「社会福祉協議会の活動がよく理解できた」、「生活困窮者への支援方法や関わる姿勢がわかった」など、地域とそこで生きづらくなった人にどう関わり、つながり連携していくのかを考えながら学べたといった感想が多く聞かれました。

 訪問看護の対象者のなかにも同様な問題を抱え、地域で生きづらさを抱える方や権利擁護が必要な認知症の方も多く、自分達だけで解決しようとせず関係機関がチームとなり関わることの重要性も感じました。連携は情報共有や目標共有が大事、対象の方を理解するのは時間がかかる、課題ではなく目標思考で、支援はトライ&エラー・・講師の鈴木先生の笑顔と熱いお話にあっという間の90分でした。

 今後も、地域で生活する療養者と家族を支援するために必要な研修会を開催する予定ですので、是非ご参加ください。

 

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