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平成30年7月27日(金曜日)19時~20時30分
第4回新卒2年目フォローアップ研修会を開催しました。昨年度修了した新卒2年目の5名全員が参加し、「リスクマネジメント~事故予知トレーニングとRcaの活用」で、講義・演習を行いました。
まずは全員で、現在の勤務や研修の状況を振り返り、それぞれ受け持ち利用者さん以外の単独訪問も増え、徐々に重症度の高い方の訪問や携帯電話も担当するなど、訪問看護ステーションの一員として頑張っている様子を共有しました。
今回の研修では、訪問看護ステーションの事故の傾向、新卒者のヒヤリ・ハットの特徴や原因について確認をし、危険予知トレーニング(Kyt)とRcaを活用したヒヤリ・ハット事例の原因分析を行いました。起きた事故の反省やフィードバックも大切ですが、「事故を起こさない、未然に防止する」ことが重要と考え、バイタルサインや入浴のイラスト、在宅演習室の療養環境をみながら、どのような危険予知ができるかを考え、危険に気づくための感受性を高める訓練を実施しました。
また、鎮痛剤の重複投与のヒヤリ・ハット事例を用いて、全員で時間経過を追って行為を確認し、その原因分析をし、具体的な安全対策について検討しました。短時間ではありましたが、集中して危険予知について意見を出し合い、事故原因や対策も複数考えられるようになっており、日頃の実践経験の積み重ねによって、知識や技術だけでなく、気づきなどの感受性や置かれた状況から予測する力も向上していると感じました。
今後も新卒訪問看護師や新卒2年目以降の訪問看護師を対象とした研修会を企画し、本講座修了後のフォローアップを行ってまいります。