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「第1回高知県中山間地域等訪問看護師育成講座企画会議」(年2回)を9月10日(月曜日)に本学の池キャンパスにて開催しました。
高知県、高知県医師会、高知県看護協会、高知県訪問看護連絡協議会、高知県社会福祉協議会、高知医療センターからの各委員が訪問看護の現状と課題、訪問看護師育成プログラムの運用、新卒訪問看護師育成の課題、高知県の在宅看護の質向上に向けた取り組みの強化等について協議し、来年度に向けての具体的な計画についても活発的な意見交換が行われました。
県民のみなさまが安心して住み慣れた地域や自宅で暮らし続けることができるように、訪問看護師育成に向け、これからも関係機関との連携をますます強化していきます。
「中山間地域における訪問看護推進検討ブロック会議」は安芸、中央東、高知、中央西、須崎、幡多の6ブロックに設置しています。当該保健所管内の訪問看護ステーション、地域包括支援センター、医療機関地域連携室、高知県福祉保健所又は高知市保健所、高知県立大学健康長寿センターからの各委員が、各市町村の在宅医療・訪問看護の現状と課題、訪問看護師育成に関する課題や期待について2年に1回のペースで意見交換を行っております。
今年度は9月12日に「須崎ブロック」、10月19日に「中央西ブロック」での2ブロックで会議を開催し、各地域の在宅医療の現況や課題について協議しました。
須崎ブロックでは、ブロック内の各地域で服薬管理の課題や、情報不足による在宅医療への不安などの意見があがり、病院やステーション、地域包括での対応方法や家族への支援についてのアプローチ方法等、情報共有を行いました。また、訪問看護師教育についても、地域の特性を知ることや家族への対応やコミュニケーション力、保健師や地域との連携など、学んでほしいとの要望がありました。
中央西ブロックでは、地域の課題として在宅医療を希望する方が増えてきている一方、在宅医療を行う医師不足の現状や、退院を勧める病院側に対して、本人やご家族の気持ちがついていけておらず、ケアの必要性があることなどを報告していただきました。
いただいたご意見や情報を本講座に反映し、より地域のニーズに沿った訪問看護師育成を目指していきます。