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11月14日(金)、本学池キャンパスにて「コーディネーターに必要なスキル~可視化シートをカンファレンスに活かそう!~」をテーマに、「第3回入退院支援コーディネート能力修得研修(最終回)」を開催しました。
看護学部 教授 久保田 聰美
①チームで統一したケアを実践するために~排泄自立支援に向けて~
田野病院 主任看護師 大庭 早苗 氏
②当院におけるコーディネーターの活動~コーディネーター会を通じて~
大井田病院 理学療法士 中山 慎也 氏
午前は、久保田教授による講義と模擬カンファレンスの視聴をとおして、自施設の課題を振り返るとともに、その課題を踏まえた「めざす姿」についてグループワークを実施しました。多職種連携において重要となる、意見の対立(コンフリクト)の「マネジメント力」や、メンバーの合意形成を促す「ファシリテート力」についても理解を深めました。
午後には、本研修の修了生で、県内の医療現場で活躍するゲストスピーカーをお招きし、具体的な活動報告をしていただきました。続くグループワークではゲストスピーカーも交え、自施設の「可視化シート」の特徴などを共有し、「可視化シート」のカンファレンスへの具体的な活かし方や課題を話し合いました。最後に各グループの「カンファレンスのめざす姿」を発表して研修を締めくくりました。
修了証書授与式では、看護学部の森下安子特任教授より、修了生一人ひとりに修了証書が手渡されました。皆様が、医療・介護の現場で「めざす姿」を実現してください。
<参加者からの感想 ※抜粋>
・入退院支援に関わる知識や技術を具体的な修得でき活動レベルまで生かすことのできる研修会でした。また、他の病院や施設の方と情報交換が出来たことも貴重な経験となりました。
その中で、当院は退院支援においては退院調整看護師やソーシャルワーカーに負担がかかり過ぎていると感じました。今回の研修を生かし、まずはカンファレンスにて情報や目標の共有を行い、多職種が積極的に発言や意見を言い、密な多職種カンファレンスとなるようコーディネートしていければと思います。
・司会やタイムキーパーの役割はすぐに活かせられると思います。課題を色々と見つけることが出来たので、出来ることからやってみたいと思います。可視化シートがある事を今まで知らなかったので、まずは使用していきたいと思います。
・患者、家族の希望を汲み取り、入院早期から情報共有を行い課題を明確にしていく。学んだことを病棟でのカンファレンスに活かしたい。
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田野病院 主任看護師 大庭 早苗 氏 |
大井田病院 理学療法士 中山 慎也 氏 |
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発表の様子 |
記念撮影 |