本文
平成25年度健康長寿センター事業として、11月30日(土曜日)10時30分~16時、高新RKCホールにて、地域医療フォーラム2013~自宅で最期を迎える~を開催いたしました。参加者は県民の方々、医療保健福祉関係者ら250人にのぼり、エンドオブライフへの関心の高さが伺えました。
今回は、高知県で最期まで自分らしく生きる“在宅看取り”の支援体制についての理解を深めるために、東京都新宿区にある白十字訪問看護ステーション統括所長、暮らしの保健室室長の秋山正子先生をお招きし、「家で最期を迎えること、考えたことありますか?」と題してご講演いただきました。秋山先生は、NHKプロフェッショナル~仕事の流儀でも紹介された在宅看取りの看護の実際を示しながら、医療・介護の専門職が、療養者と家族が迎える最期(とき)に寄り添っていく大切さについて強調されました。
また、第二部のシンポジウムでは実際に在宅看取りをされたご家族の方の貴重な経験をお話いただき、在宅医、訪問看護師、ケアマネジャー、介護士、薬剤師の方々には多職種による実際の支援や役割、チームケアについて、ご報告をいただきました。 ご発表や報告からは、がんだけでなく、様々な病気で終末期を迎えられた療養者に、緩和ケアと医療・介護の専門職によるチームケアによって、家で苦しまずに最期を迎えられること、家族もともに支えること、地域づくりが重要であることの理解が深まり、フリーディスカッションでも活発な意見交換が行われました。
参加された方々からは、「安心して年を重ね、自分が選んだ場所で最期を迎えられるようになれたらいい」「訪問看護のすばらしさを学んだ」「地域で在宅療養ができるまちづくり、連携が必要」など多くの感想やご意見をいただきました。
ご参加いただいた多くの皆様、関係各位に心より感謝申しあげます。
| シンポジウムの様子 |
会場からも活発な意見交換がありました |