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【開催報告】令和7年度事務局職員対象災害訓練

ページID:0038620 更新日:2025年9月25日更新 印刷ページ表示

 本学では、南海トラフ巨大地震を想定して、災害対応能力を上げるべく実践的な研修を実施しています。

災害対策本部立上げ

 9月10日(水曜日)、令和7年度事務局職員対象災害訓練を池キャンパスにて開催しました。

 訓練では震度7の大規模災害を想定し、災害対策本部の立ち上げと運用、学生・教職員の安否を確認するためのシステムを用いた実践訓練(今回は事務職員のみで実施)を行いました。

災害対策本部① 災害対策本部② 災害対策本部③

災害食調理・避難所設営

 その後、同日に開催された健康長寿研究センターの「高知市三里地区サロン活動の継続支援プロジェクト」に参加された三里地区住民の方々と、災害食の調理や避難所の設営等を行いました。

災害食調理

 災害食調理では、健康栄養学部 島田郁子准教授の指導の下、「パッククッキング」で調理をしました。

 「パッククッキング」は湯銭対応のビニール袋とお湯があればできる調理方法で、袋のまま加熱し、そのまま食べられるため洗い物の手間と水を大幅に削減できます。また、個別の調理が可能で、衛生面、アレルギー対応や一度に複数の調理ができます。今年は昨年も作成し好評だった「ういろう」と、日常的に備えができる鯖缶を使った「サバイバル丼」を作りました。

 また、今回はコンロカートを使用し、一度に大量の調理を実施することで、災害時に温かい料理の提供が可能なことを学ぶことができました。

災害食調理① 災害食調理② 災害食調理③

避難所設営

 本学の池キャンパスは高知市の指定避難所となっています。災害時には避難者による避難所運営が行われるため、避難所の立ち上げに係る避難所用資機材が設置されています。その資機材がどこに設置されているのかを、参加いただいた三里地区住民の方々と確認しました。

 そして、避難所の設営では、高知市地域防災推進課の方や、さんすい防災研究所 代表 山﨑水紀夫氏から避難所での生活や留意点などを学び、実際に段ボールベッドや段ボールトイレを作成しました。

 また、社会福祉学部 辻真美准教授より災害時に逃げるためには足が必要であり、日常からの筋力づくりの大切さを学び、体操も実践しました。

避難所設営① 避難所設営② 避難所設営③


 今回の訓練では、8月に実施した災害対応能力ステップアップ研修での災害対策本部運営と避難所再配置のワークを実践する機会となった一方で、昨年とは異なる状況を想定したことで見えてくる課題点もありました。

 発災時には何が起こり、どのような状況になりうるのかを想定し、全体を俯瞰できるようになることで、想定外の出来事にも臨機応変に対応できる職員を育成し、非常時にも強い組織になるため、今後も努めてまいります。

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