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9月26日(金曜日)に、事務局職員災害対応能力ステップアップ研修(救急編)を池キャンパスと永国寺キャンパスで開催しました。
災害時に多数の傷病者が発生する場合に備え、高知大学医学部災害・救急医療学講座で救急救命士としてご活躍されている宗石康生氏をお迎えし、災害時の救命への考え方や実際にできる応急方法についてご講演いただきました。
まず今回の講演では、災害時に起こりうる傷病者への処置や搬送の優先順位ついて、START式トリアージの方法をお話しいただきました。その中ではいくつかの事例を用いて、様々な状況の傷病者への初期対応を各々で考え、実際に判断を行いました。
次に、災害時に傷病者が発生した際にできる三角巾を使用した応急処置をいくつか実践しました。
三角巾に触れたことのない職員が多く、初めは苦戦しましたが、終盤に掛けて三角巾の扱い方にも馴染んできた様子でした。
災害時には、今回の研修のように丁寧に時間をかけて対応や処置を行うことは難しく、厳しい状況の中で対応が迫られます。今回の研修で得た知識を今後の訓練等で繰り返し行うことで、災害時の応急処置等ができるように取り組んでまいります。