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当研究科は、看護学専攻[博士前期課程、博士後期課程]、共同災害看護学専攻〔博士課程〕の2専攻3課程をもち、学部の基礎教育を基盤に、博士課程まで一貫して「看護学」を学び探求することができます。
看護学専攻〔博士前期課程〕では、高度実践看護師コース、研究コース、実践リーダーコースの3コースを設置しており、自分に適した学び方を選択することができます。また、高度実践看護師コースには8つもの専門看護分野を設置しています。これは、全国で2番目に多いコース数です(2021年4月現在)。多様な専門看護分野の人と共に学ぶからこそ、視野の広がりや思考の深まりが生まれ、豊かな学びができます。
※ 共同災害看護学専攻は、令和3年度より学年募集を停止いたしました。
新たに看護学専攻博士前期課程、博士後期課程に災害・国際看護学領域を設置しております。
看護学専攻〔博士前期課程〕では、社会の健康に関する課題に積極的にチャレンジし、現状を変革できる高度な看護専門職者の育成を行っており、多くの優秀な人材を輩出してきました。修了生は研鑽を続け、様々な実践現場で活躍しています。
〔博士前期課程〕〔博士後期課程〕を通して、一貫して看護学が探求できます。
看護学専攻〔博士前期課程〕では、未来の高等教育を担う教育者・研究者の育成を行っており、多くの方が〔博士後期課程〕に進学しています。また、〔博士前期課程〕は、大学を卒業後、直接進学することができます。
看護学専攻〔博士後期課程〕では、毎年継続して3~6名程度が博士の学位を授与され、看護学にイノベーションをもたらす人材として社会に羽ばたいています。ほとんどの人が仕事をもち、関東・関西・九州・中国・四国ほか全国から高知に通い、丁寧な指導のもとで学びを深め、学位取得までのプロセスを着実に歩むことができています。
当研究科では、看護学における多くの課題に的確に対応し、解決できる高度な実践能力と研究能力を備え、グローバルに活躍できる人材の育成を目指しています。研究科在学中にグローバルな視点を身につけることができるよう、“海外で活躍する人材を招いての特別講義”、“エルムズカレッジ等提携大学での大学院短期研修”、“国際機関NGOへの参加・協力”等の機会を提供しています。
とくに災害などの際は、多くの課題に的確に対応・解決し、学際的・国際的指導力を発揮し、人々の健康社会構築と安全・安心・自立に寄与する災害看護グローバルリーダーが必要です。「共同災害看護学専攻」は令和3年度より学生募集を停止しておりますが、グローバルリーダーとなる人材を育成するために、新たに〔博士前期課程〕〔博士後期課程〕に災害・国際看護学領域を設置いたしました。
高知県立大学は前身の高知女子大学時代から、看護学教育に70年もの歴史があります。その教育の歴史と伝統を受け継ぐ教員が、専任教員や非常勤講師として大学院生の学びを支えています。また、その他にも全国的に著名な先生方を非常勤講師に迎えており、質の高い教育を受けることができます。
高知県立大学は、科学研究費助成事業の新規採択率が高く、大学全体が積極的に研究活動に取り組み、研究を推進する地盤ができています。このような環境の中で、先駆的な研究に取り組む教員の指導を受けることができます。
大学院修了後も大学からの支援は続きます。高知県立大学看護学部同窓会には大学院部会があり、毎年、修了生と在学生を対象にした講演会や博士学位取得者による発表会などを開催しています。また、各看護学領域においても、修了生による特別講義や在学生と修了生との交流会などを積極的に行っています。
看護学専攻〔博士前期課程〕では、専門看護師や認定看護管理者の認定試験受験者に対し、勉強会の開催や提出書類作成の個別指導など手厚いサポートを行っています。
教員が行う研究に共同研究者として参加している修了生も多くいます。修了後も研究活動に参加することで、研究能力がさらに磨かれます。