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高知県立大学看護学部同窓会の大学院部会では、平成25年7月に、修了生・在学生・教員のための学術的な学びの場として【看護開発研究会】を立ち上げました。
この研究会では、年1~2回、看護におけるトピックや先駆的な取り組みを取り上げ、あるいは国内外で活躍している看護の実践者や研究者等を講師に迎えて講演会を開催し、修了生の専門的知識の蓄積・拡充を支援しています。看護の各専門領域でリーダシップを発揮している方々からの講演により、社会の動きや保健医療のニーズを見据えた取り組みについて学び、看護系大学院修了生に求められる役割や看護学の発展に寄与する活動について皆で考える機会となっています。
また、博士後期課程修了生による博士論文作成のプロセスや成果についての発表の場や、修了生同士の交流会も設けています。ここでは、研究成果として得られた新たな知見を共有するだけでなく、博士論文作成の過程で直面した課題や工夫についても共有し、看護の知を創造する様々な研究の方略や研究者としての姿勢について学ぶ機会となっています。
看護を取り巻く社会情勢や医療現場は、ますます変化し複雑化しています。看護学の発展において次世代の研究者・教育者・実践者の育成は重要な課題であり、大学院修了生への期待はさらに大きくなることでしょう。大学院修了後も継続して自己研鑽を続け、国内外の要請に応える活動を推進していけるように、高知県立大学では大学院修了生の“学び”を応援しています。
開催日時 | プログラム |
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令和5年7月23日 |
全体テーマ「対話をとおしたイノベーションの創出」 演題発表「アカデミアでのあゆみ」 聖路加国際大学看護リカレント教育部/悠翔会在宅クリニック新橋 田代 真理(博士後期課程修了生) グループディスカッション |
令和4年7月17日 | シンポジウム:博士論文を基盤にした知の発展と循環 シンポジスト:香川県立保健医療大学保健医療学部 准教授 岩本真紀、愛媛県立医療技術大学保健科学部 教授 越智百枝、神戸女子大学看護学部 教授 藤田冬子 |
令和3年7月18日 | Home Coming Day:修了生の近況報告、修了生と教員との交流 講師からのメッセージテーマ:次世代の研究者に期待すること、思うこと 講師:医療創生大学 教授 川口孝泰、文京学院大学大学院 特任教授 中山洋子 |
令和2年 | 開催なし |
令和元年7月21日 | 基調講演:エビデンス創出研究と実践へのフィードバック 講師:東京慈恵会医科大学 教授 深井喜代子 |
平成30年7月15日 | 基調講演:研究者としてのキャリア発展 講師:神戸市看護大学 学長 鈴木志津枝 |
平成29年 | 開催なし |
平成28年7月9日 | 基調講演:研究仲間の輪を広げる -論文作成における指導体制と共同研究体制- 講師:高知県立大学大学院 教授 中山洋子 |
平成27年7月19日 | 基調講演:看護学の発展において修了生が担う役割と期待 講師:高知県立大学 教授 藤田佐和(看護学研究科長) |
平成26年7月13日 | コンピテンシー中心の看護学大学院教育の在り方について 講師:高知県立大学 教授 野嶋佐由美 教授 田井雅子(博士後期課程修了生) |
平成26年3月16日 | 講演(1)Nurse Practitioner活動の実践と課題 講演(2)Doctor of Nursing Practice 教育の現状と展望 講師:田中勝子 氏 アメリカ合衆国オレゴン州 Nurse Practitioner |
平成25年7月20日 | プログラム介入に関する講演 講師:高知県立大学 教授 藤田冬子(博士後期課程修了生) |