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博士前期課程は、広い視野に立って、精深な学識を授け、高度な専門的実践能力と看護学分野における研究能力を有する人材を育成します。
したがって、博士前期課程では、次のような人を求めています。
博士前期課程の入学試験は、「英語」「小論文」「専門科目」「面接」の試験を行い、以下の能力を総合的に評価します。
英語 | 英文の読解能力と設問の内容を的確に把握し、解答する能力について評価します。 |
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小論文 | 看護学の発展に寄与する基礎的能力と看護に対する専門職業人としての能力(看護に関する志向性を含む)について評価します。 |
専門科目 | 基礎的理解力、科学的思考力、看護の専門的能力(専門的知識、基礎的実践能力)及び社会や健康に関わる課題に対する問題意識について評価します。 |
面接 | 看護専門職業人としての能力、基礎的な知的能力及び研究を遂行していく能力について評価します。実践リーダーコースにおいては面接時に提出された研究計画書を活用します。 |
博士前期課程は、広い視野に立って精深な学識を授け、高度な専門的実践能力と看護学分野における研究能力を養うことを目的とする。
博士前期課程では、広い視野に立って精深な学識を授け、高度な専門的実践能力と看護学分野における研究能力を養うために、教育理念に基づき、高度実践看護師(以下CNS)コース、研究コース及び実践リーダーコースを設け、以下のようなカリキュラム(教育課程)を編成している。
1.カリキュラムを構成する科目群として「共通科目(大学院共通科目・専攻共通科目)」、「領域専門科目」及び「研究支援科目」の科目群をおく。
2.CNSコースは、がん看護学、慢性看護学、クリティカルケア看護学、小児看護学、老人看護学、精神看護学、家族看護学、在宅看護学の8領域を設け、各領域で必要な講義・演習・実践演習・課題研究を含む、専門看護師認定試験受験に必要な科目をおく。
3.研究コースは、共創看護学、成人看護学、母性看護学、小児看護学、家族看護学、地域看護学、災害・国際看護学、看護管理学の8領域を設け、各領域で必要な講義・演習・研究を含む科目をおく。
4.実践リーダーコースは、臨床看護学と地域保健学の2領域を設け、各領域で必要な講義・演習・研究を含む科目をおく。
5.認定看護管理者認定審査受験、養護教諭専修免許、高等学校教諭(看護)専修免許に必要な科目をおく。
6.1年次は看護学の学術的基盤を形成するためにCNSコース、研究コース、実践リーダーコースともに共通科目、1年次後半から2年次は専門性を高める領域専門科目を選択し、コースワークを踏まえて研究支援科目を履修できるように編成している。
7.修士論文作成に向けて、2年次に研究計画書の提出、中間報告会の開催、修士論文を提出するように編成している。
8.前期課程のディプロマ・ポリシーに沿う能力を学生の将来ビジョンに向けて修得できるように、CNSコース、研究コース、実践リーダーコースの履修モデルを提示し、履修指導を行う。
9.前期課程のディプロマ・ポリシーに沿う能力を学生が修得できるように、講義、演習、実習、研究指導を行う。事前・事後課題、グループワーク、グループ討議、アクティブラーニング、シミュレーション等により、学生が主体的に学ぶ方法、専門性を高める方法を取り入れる。
10.実践リーダーコースは、大学院設置基準第14条特例に基づくコースで、授業は原則、土曜日・日曜日に開講する。
11.各講義科目・演習科目・実習科目では、前期課程のディプロマ・ポリシーに沿った達成目標および成績評価の方法・基準をシラバスや実習要項により周知し、自己評価・授業評価、教員による評価を行う。修了時にはディプロマ・ポリシーに基づく評価(論文審査・最終試験)を行う。
12.修了時には学生によるディプロマ・ポリシーの達成度、修士課程で修得すべき能力の評価、カリキュラム評価を行い、カリキュラムの評価・改善を図り、教育の質保証を行う。