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実践力豊かな看護職者を対象としており、仕事を継続しながら学べる研究コースです。クリティカルケア看護学、精神看護学、老人看護学、がん看護学、小児看護学、慢性看護学、母性・助産看護学、看護管理学、看護教育学等、さまざまな領域の臨床看護に共通する知識や考え方を学ぶとともに、それぞれの看護実践の中で直面する課題をとりあげ、理論と実践と研究とを関連させながら看護ケアの向上に向けて研究を行う能力を修得することを目指しています。クラスでの学びを実践現場に持ち帰り、実践と知識を循環させながらダイナミックに学べるおもしろさがあります。
看護者の実践能力や看護システムに焦点をあてた研究、ケア対象者の体験に焦点をあてた研究など、看護が展開されている現場の課題や関心のある現象をとりあげ、質的・量的方法を用いて探究し、臨床実践の変革に寄与する研究に取り組んでいけるよう、研究環境を整えています。
臨床看護学領域の修了生は、それぞれ病棟や外来、地域など様々な場所で実践リーダーとして活躍しています。実践の中で直面するさまざまな課題に対して、在学中に学んだ理論を用いながら現象を多面的に捉えることで解決の糸口を見出し、チームの力を高め解決へとけん引しています。2年間の学びに基づき、理論-実践-研究を循環させ、看護ケアの向上に向けて日々活動しています。
3年以上の実践経験をもつ看護師、助産師、保健師を対象に実践リーダーを育成するコースです。
社会のニーズへの対応や健康に関する課題解決、そして看護ケアの向上に向け、多職種と協働しながら理論的知識や研究の視点を駆使して、社会状況に対応する方略を開発する能力を培います。
臨床看護学領域では、日々の実践の中で感じた疑問を解決したい、積み重ねてきた経験を体系化して説明したい、看護や看護者の持つ力を言語化して伝えたいなど、さまざまなニーズを持った経験豊かな看護職者の皆さんが学んでいます。忙しい実践現場から少し離れて眺めてみると、新たな発見があり、また、教員や他の実践領域の仲間とのディスカッションは知的な刺激やエネルギー源になるでしょう。
ぜひ、一緒に学んでみませんか?
・看護管理者のリーダーシップやマネジメントに関する研究
・新人看護職員教育担当者の能力や新人への支援に関する研究
・小児科の熟練看護師のケアに関する研究
・高齢者のいきがいを支えるケアに関する研究
・がん患者の在宅移行を支えるケアに関する研究
高知県立大学大学院看護学研究科博士前期課程
家族看護学 教授 長戸 和子
〒781-8515 高知県高知市池2751-1
Tel:088-847-8708
e-mail:nagato-k@cc.u-kochi.ac.jp