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令和3年度後期訪問看護スタートアップ研修は、全域枠に訪問看護ステーション4名、医療機関4名、合計8名の受講者を迎え、10月5日(火曜日)開講式・オリエンテーションを執り行いました。
開講式では高知県健康政策部在宅療養推進課長、都築一元様より、「高知県の医療・介護サービスは地域偏在があり、今後、中山間地域等に継続して安定した在宅医療介護を提供するためには、訪問看護師の育成が欠かせず、地域包括ケアシステムの構築に取り組む必要があります。研修後は多くの知識・技術を身に付け自信をもって高知県の中山間地域等の訪問看護を担っていただき、高知県の在宅療養を支えていただきたい。」とご挨拶がありました。
健康長寿センターの 池田光徳先センター長からは、「コロナの制限のなか研修を選択してくださった方、送り出してくださった職場の皆さまに感謝申し上げます。みなさんが自信を持って医療や看護行為ができるようOJT(実地研修)を中心に、トレーニングを受けながら、プロフェッショナルとしての振り返りや多職種と連携しながら成長していっていただきたい」と挨拶があり、講座責任者 森下安子教授からは「この研修の特徴は学びをすぐに実践に活かしていける、その実践から学ぶという循環ができる点です。その人らしさを支える看護を実践していただけたらと思います。」とメッセージをいただきました。
受講者を代表して、JA高知病院 岡﨑尚子さんより「所属するJA高知病院からの研修受講は24名になり、本院では委員会を立ち上げ事例検討会などを継続しています。本研修で在宅看護、地域連携を学び、施設から地域に目をむけて看護をつなげていきたいと思います。また、学びの仲間とのつながりを作っていきたい」と挨拶がありました。
10月6日(水曜日)より24日間(35科目138時間)の研修が開始となりますが、後期はCOVID-19の感染対策として講義科目はオンラインで、演習科目は対面での研修を行っています。
今回は臨床経験のある看護職の参加が多く、訪問看護の学びを深めたい、入退院支援や療養支援に活かしたいなど個々に目的をもって参加をされています。仲間とともに新たな知識を習得したり、経験を振り返ったり、グループワークやシミュレーションなどを通して、新しい看護観の形成や個々の看護実践力を高められるよう支援していきたいと思います。
受講者代表挨拶 集合写真