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10月6日に大井田病院、27日に田野病院にて第3回多職種協働研修が開催されました。講師は高知県立大学社会福祉学部 井上健朗講師で、「退院支援とコミュニケーション」と題し講義と演習が行われました。
1)問題探索のコミュニケーションの演習では、おいしいカレーを作りたい対象者に対して、カレー支援員がカレー作り支援を行う。 2)チームアプローチとコミュニケーションの演習では、ある事例の人間関係を家族造形法(人間造形法)を用いて可視化し、コミュニケーションパターンを俯瞰するなど、心と体を使う研修となりました。
研修後のアンケートでは「コミュニケーションの枠組みを見直すだけでチームの方向性が変わることに気づかされました。チームを俯瞰してその都度支援方法を修正出来るよう努めたい」「現場から他職種とのコミュニケーションが難しいとの声がある。コミュニケーションの在り方を客観的に見る上で、家族造形法は非常に有用だと感じた、現場でもやってみたいと思った」「病院と地域のコミュニケーションを考えた時、意見を押し付けあうのではなく、まずは患者様と家族の意思を優先して考える事を当たり前にできているか見直すことが出来た」など、研修での学びが、現状のコミュニケーションの内省と今後の変化に繋がったという意見が多かったです。
井上健朗先生の講義 |
演習:人間造形法 |
グループワーク:コミュニケーション |
人間造形法の演習風景① |
人間造形法の演習風景② |
集合写真 |