本文
10月31日(土曜日)に高知医療センター「くろしおホール」において、「第39回地域医療連携研修会」が開催され、本学社会福祉学部の井上健朗講師が講演しました。この研修会は、高知医療センター・高知県立大学包括的連携事業の一環です。
タイトルのとおり「退院支援」を軸に医療を考え、退院支援の仕組みをどのように構築するかについての講演でした。退院計画は、「病院が提供すべき部門を超えた病院全体のプロセスである」という共通認識のもとに立案します。普段から病院周辺の各医療機関と交流を持っておくことで、退院支援がうまく機能するということでした。病院内でのシステムづくり、退院支援部門の創設、ソーシャルワーカーと他職種との連携、入院前から退院後を考えておくことが重要です。各医療専門職者は、自身のアセスメントに他職種の評価を取り込んで「包括的アセスメント」を行う「医療におけるジェネラリスト」を目指すべきだと講師は強調されました。
本研修会には、合計127人の参加者がありました。医療関係者の参加が大多数でしたが、一般県民の方にも十分役立つお話でした。アンケートの回答者73人全員が、講演内容が「とても良かった」又は「良かった」と回答されていることから、多くの方にとって満足の得られる内容であったことがわかります。
会場の様子 |
高知医療センター病院長 開会あいさつ |
井上講師による講演 |
講演の様子 |
質疑応答 |
健康長寿センター長 閉会あいさつ |