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社会福祉法人小鳩会・高知県立大学健康長寿センター合同専門職人材育成事業「高齢社会で食べ続けられる支援を包括的に進めていくために」報告

ページID:0007152 更新日:2017年6月7日更新 印刷ページ表示

社会福祉法人小鳩会・高知県立大学健康長寿センター合同専門職人材育成事業
「高齢社会で食べ続けられる支援を包括的に進めていくために」 を開催しました

 平成29年5月27日(土曜日)、社会福祉法人高知小鳩会・本学、健康長寿センター合同開催による、「高齢社会で食べ続けられる支援を包括的に進めていくために-食事介助スキルを高めよう-」をテーマに講演会を開催いたしました。

 講師には、NPO法人口から食べる幸せを守る会理事長で、質の高い食支援が出来る人材育成の研修を全国で企画・講演し、口から食べることの大切さを力強く発信しておられる小山珠美先生をお招きしました。小山先生は2016年5月NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にもご出演され、そのスキルの高さは全国の専門職、介護をされているご家族にも高く評価されています。

 講演会では医師、看護職員、介護職員、理学療法士、栄養士、学生など191名の参加者に対し、高齢化の中での「食べる権利」と「食支援の重要性」について、根拠を丁寧にご説明いただきました。誤嚥性肺炎の可能性がある患者さんに対して、胃ろうや経鼻経管栄養、点滴栄養の注入が開始され、口から食べる力があってもその力を奪っている現状があります。そんな中、小山先生は「口から食べる」ことを諦めてはいけないと話されました。食べられなくなった原因は咀嚼・送り込み・嚥下などの機能面のみにあると諦めるのではなく、活動量や食べる姿勢、食べさせ方の見直しを行う等、職種チームで包括的にアセスメントし、支援をすることの重要性について深く学ぶ機会となりました。インターネットで公開されている画像や本で使用されているイラスト等の紹介や食事介助演習を通して、適切な支援としてはいけない支援についても説明があり、「早速施設での食べる支援を見直したい」との感想もありました。

 健康長寿センターでは、今後も高知県の専門職のスキルアップをとおして県民の皆様の生活の質向上に役立つ様々な企画を開催していきたいと考えています。

南常務理事による開会挨拶

高知小鳩会 南常務理事による開会挨拶

小山先生による講演

小山先生による講演

 

講演の様子

講演の様子

食事介助演習の様子

食事介助演習