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10月10日、第2回コーディネーター研修を開催いたしました。大井田病院・田野病院から選出された各5名が、高知県立大学に集合し、コーディネーターに求められるスキルについて学びを深めました。
午前中の講義は、社会福祉学部の井上健朗講師が担当し『退院支援のチーム・ビルド』というテーマのもと、「多職種連携を捉える視点~ミクロ・メゾ・マクロレベルの理解」「コンフリクト・マネジメント」などソーシャルワークの専門性を解かりやすく学びました。
午後からは久保田聰美特別研究員より、「機能する多職種チームをつくるには?」というテーマで講義がありました。演習では「カレーライスパスを作ろう」と題し、馴染みのカレーライスの作り方を 1.アウトカム(達成目標)を決める 2.時間軸を決める 3.項目に沿ってタスク(作業工程)を決める などをポイントとし、小学生がおいしく手早く作れるカレーライスパスを、チームに分かれて作成しました。多職種協働を行う上でのクリニカルパスの大切さを楽しく理解できました。
研修を終えて、「カンファレンスや日々のコミュニケーションの中で、効果的なコンフリクトをチャンスだと思いお互いの考えをまとめていくことが大切」「これまで、いちスタッフの立場で患者様と関わっていたが、今はコーディネーターとして、広い視点で多角的に、患者様や周囲を取り巻く環境・人物と関わり俯瞰的に、退院支援やカンファレンスに臨む必要があると感じている」などの感想がありました。
井上健朗先生による講義 |
受講者発表1 |
受講者発表2 |
受講者発表3
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グループワークの様子1 |
グループワークの様子2 |