本文
2月23日大井田病院、26日田野病院にて、第4回看護職研修を開催いたしました。看護職研修の最終回となった今回は『事例を用いた退院支援の展開~モデル患者支援を振り返って~』と題し、看護学部在宅看護学 小原弘子助教による講義を行いました。各病院が連携している急性期病院をはじめ、訪問看護ステーションや福祉保健所からの参加もありました。大井田病院、田野病院ともに実際の入院患者様の事例をもとに、研修の到達レベルを★退院支援スクリーニングの活用方法が理解できる★退院後も継続する課題(医療上の課題、生活介護上の課題)が抽出できる★退院後の生活目標を上げる事ができる★退院後の生活目標に沿った入院中のケア内容をあげる事ができる、として講義とグループワークを行いました。
研修終了後のアンケートでは、「看護目標を決める際に在宅もしくは、次の療養先でも患者さんの状態が分かるように具体的な目標を立案する事が大事。今まで見てきた入院中の情報を伝えないと新たに患者さんを受けた側は、患者像の把握に時間がかかる。」「認知症状のある患者さんが混乱なく過ごすためのケアの大切さを病棟スタッフ皆で共有したい。「出来るADL」を維持していくためのケアを考えていく事も大切な看護だと感じた」「入院前より課題がある患者が多いため入院前の生活を知る事が大事。また、退院の際、在宅側との具体的な目標共有の重要性を改めて感じた」などの意見がありました。
今回の看護職研修を持ちまして、今年度の退院支援事業におけるすべての研修事業を終了いたしました。大井田病院、田野病院と地域の皆様をはじめ、講師を務めて頂いた先生方、本当にお疲れ様でした。
研修風景 |
グループワークの様子 |
小原助教の講義 |
休憩中の様子 |