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平成30年度も、健康長寿センター退院支援事業が本格始動しました。
5月17日(木曜日)に研修事業の先陣を切り、管理者研修を開催しました。研修は10時00分~16時30分と長丁場にもかかわらず、高知県内から100名を越える管理職の方々にご参加いただきました。医療機関からは、高度急性期、回復期、地域包括ケア、ケアミックス、療養病棟と様々な機能を持つ病院からの参加があり、地域からは、福祉保健所、地域包括支援センター、社会福祉協議会等からの参加がありました。
開会に先立ち、高知県地域政策部医療政策課課長 清水貴也様からご挨拶をいただき、続いて事業責任者である森下安子教授、医療政策課チーフ 浜田文晴様から事業説明を行いました。
講義は、1.)退院支援における管理者の役割について(健康長寿センター特任教授 久保田聰美)2.)退院支援の仕組みづくりの中での事務部門の役割(田野病院経営企画部長 安岡将一様)3.)退院支援においてコーディネーターに期待する事(リハビリテーション部副部長 田口貴文様)の3つのテーマで行いました。
グループワークでは、『管理者にとって効果的な情報共有方法とは?~大切な情報共有の方法について深堀りする~』と題して以下の2つのテーマをグループで検討しました。
テーマ1: これまで組織の大切な決定事項をどのようにスタッフに周知徹底していましたか?
テーマ2: 本日の学びを活かして、今後は組織の大切な決定事項をどのようにスタッフに伝えたいと思いますか?
これまで退院支援事業に参加いただいた病院・地域の方々がグループのファシリテーションをしている姿もあり、ワーク終了後も、意見交換や名刺交換が活発に行われ、退院支援事業促進の第一歩となりました。
<参加者からの感想※抜粋>
・退院支援事業がどういう目的で展開しており、今年度どのような事業を行うのかが理解でき、これからの自施設の事を考えながら参考にしたい。
・仕組みづくりに取り組まれた病院の発表や、グループワークでの他施設の話が聞けてとても参考になった。退院支援だけでなく、施設の中での管理者の役割を振り返る良い機会となった。
・退院支援に対する考え方を改めて学習する機会となった。当院でも、加算ばかりに気を取られ本来の目的が薄くなっているのが課題です。
・「情報共有」という言葉は、日常よく使われるが、実際に共有されているのか、振り返る機会となった。改めて、多職種間での情報共有の重要性を理解することが出来た。
高知県医療政策課 清水貴也課長 開会あいさつ |
高知県医療政策課 濱田文晴チーフ 高知県地域医療介護総合確保基金による退院支援事業の位置づけ |
退院支援事業責任者 教授 森下安子 平成30年度退院支援事業および年間スケジュールの説明 |
特任教授 久保田聰美 退院支援における管理者の役割について |
田野病院 経営企画部長 安岡将一様 退院支援の仕組みづくりの中での事務部門の役割 |
田野病院 リハビリテーション部副部長 田口貴文様 退院支援コーディネーターに期待する事 |
グループワークの様子(全体) |
グループワーク風景(1) 管理者にとって効果的な情報共有方法とは? |
グループワーク風景(2) |
グループワーク発表の様子 |
健康長寿センター長 池田光徳 閉会の挨拶 |
平成30年度退院支援事業について
http://www.u-kochi.ac.jp/site/wlc/taiin1807.html
【お問い合わせ先】
高知県立大学総務企画部企画連携課 由比・岡林
〒781-8515 高知市池2751番地1
電話:088-847-8700 Fax:088-847-8670