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平成30年度退院支援事業「第5回多職種協働研修」 開催報告

ページID:0013480 更新日:2019年1月11日更新 印刷ページ表示

平成30年度退院支援事業「第5回多職種協働研修」(12月6日・20日)開催報告

 第5回多職種協働研修(最終回)を12月6日(木)四万十町会場、20日(木)高知市会場にて開催いたしました。多職種協働研修の最終回の研修テーマは『リアルカンファレンス ~足し算から掛け算に 多職種で関わる意味を見つめる~』としました。
 医療・介護の現場において、多職種協働が推進される中、様々なカンファレンスが行われています。また、これまで研修に参加いただいた皆さんから、「自施設のカンファレンスを変えたい」「せっかく開催するカンファレンスをケアに繋げたい」などのご意見が多かった為、今回は退院支援事業プロジェクトメンバーにて、3パターンの公開模擬カンファレンスを行い、それぞれをグループワークにて振り返り、①良かった点、②悪かった点、③自分の職場のカンファレンスと比較してどうか?取り入れたい要素があったか?を検討しました。
 フロアでは、「先生方の多職種協働の演技がリアルだった」「こんな雰囲気の病院で働きたいと本気で思う」など演技に対しての感想も飛び交いました。

 多職種協働研修では、全5回の参加を推奨させていただきました。毎回、定員を大幅に上回る申し込みを頂きました。お忙しい中、すべての研修にご参加下さった方も多く、多職種協働研修の必要性を強く感じました。本当にありがとうございました。
 

《事例を用いたカンファレンス 3パターン》
  ①多職種「情報共有」カンファレンス
  ②多職種「分業」カンファレンス
  ③多職種「協働」カンファレンス
 

《カンファレンス出演者》

 (高知県立大学)
  看護学部       准教授      川上理子
             助教       小原弘子
             助教       中井美喜子
  社会福祉学部     教授       西内章
  健康栄養学部     講師       廣内智子
  健康長寿センター     特任教授     久保田聰美
             専任看護師    乾由美

 (外部講師)
  南国病院・高知調剤薬局          薬剤師              川添哲嗣 氏
  ナチュラルハートフルケアネットワーク   理学療法士            下元佳子 氏
  田野病院 医療相談室           主任介護支援専門員・社会福祉士  今井恵美 氏

 

研修後のアンケートより(抜粋)

:当病棟でもカンファレンスを行っているが、やるだけのカンファレンスになり患者さんに対してのカンファレンス
 になっていない現状。退院支援事業を導入するにあたり、もっと患者中心のカンファレンスを実施しなければいけ
 ないと痛感している。

:自部署のカンファレンス内容が今回のカンファレンス②と似ていると感じた。回復期以降の事を見据えたカンファ
 レンスができていない。本当の急性期としての役割として回復期や地域へしっかりとバトンを渡せるためのカンフ
 ァレンスが出来る様に今回の学びを持ち帰りたい。

:カンファレンスに向けた準備をする大切さが分かった。事前に各職種に意見をもらう方法を提案できれば、よりコ
 ンパクトなカンファレンスができると思った。

:現場スタッフが、職種によって着眼点が異なるということの理解に乏しい部分がある。それによってメリットより
 も先にデメリットを考えてしまいがちだと振り返った。専門職である事とは多方面の知識もある程度必要だという
 事や他職種の意見を採り入れるメリットを全員で共有したい。また今後スタッフにもリアルにそういった場に参加
 していってほしいと思う。

:在宅側の関係者をカンファレンスに呼んでもらう意味付けにつながる機会となった。在宅側の支援者からもカンフ
 ァレンス参加を働きかけていきたい。

:忙しい毎日だからこそ患者さんご家族にとって最大限の成果が出せるチーム医療の提供をしていきたい。そのため
 にもカンファレンスの在り方がとても重要になると思う。成果の出せるチームになる事で、医療者のやりがいにも
 つながり良いケアに繋がると思う。これからも頑張りたい。

:コーディネート能力修得研修を受講中なので、コーディネーター目線を意識して参加した。ファシリテートが前に
 出すぎたり、足らない点が有り課題が多く見つかった。現場にもフィードバックしたい。

:模擬カンファレンスをサービス担当者会議に当てはめて勉強させてもらった。15分でこんなにも情報・課題・目標
 共有ができることに驚いた。ぜひ今後に活かしていきたい。

:カンファレンスの進め方、ファシリテーターの大切さ、カンファレンスの目的の明確化、IPWの意味・大切さを学
 びました。全5回参加して参加前と比較するとカンファレンス時にファシリテーターとして会を進められる様にな
 っていると思う。できれば他のスタッフにも参加してもらってIPWの意味・大切さを知ってもらいたい、学びの多
 い研修だったと大いに思う。

 

 

<12月6日開催 四万十町会場>

多職種⑤

模擬カンファレンスの様子1

多職種⑤

グループワーク

カンファレンスの場で職種間の対立が起こった場合、
どのようにファシリテートしているか意見交換

多職種⑤

模擬カンファレンスの様子2

多職種⑤

様々なカンファレンスがあるなか、
参加したくなるカンファレンスってどんなもの?

 

<12月20日 高知市会場>

多職種⑤

会場全体の様子

多職種⑤

グループワーク

参加したいカンファレンス運営

多職種⑤

模擬カンファレンスの様子1

多職種⑤

模擬カンファレンスの様子2

多職種⑤

所属施設のカンファレンスの種類をグループで共有

多職種⑤

外部講師 社会福祉士 今井恵美氏

多職種⑤

外部講師 薬剤師 川添哲嗣氏

多職種⑤

外部講師 理学療法士 下元佳子氏

 

 

 

平成30年度退院支援事業について
http://www.u-kochi.ac.jp/site/wlc/taiin1807.html

 

 

 

【お問い合わせ先】
高知県立大学総務企画部企画連携課 由比・岡林
〒781-8515 高知市池2751番地1
電話:088-847-8700 Fax:088-847-8670

 

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