本文
入退院支援事業では、事業に参加される病院と地域とともに「地域・病院・多職種協働型」の入退院支援の推進に向け、取り組んできました。その中で、「病院と地域をつなぐ」「病院内外の多職種をつなぐ」等の役割を担えるコーディネーターの必要性を実感しています。病院内外での横断的な支援及び、地域・多職種協働型の入退院支援をコーディネート出来る人材の育成のため、全3回の研修を実施しています。
第1回目の研修ではコーディネーターの役割や機能についての講義や、昨年度、本研修を修了された入退院支援コーディネーターをお迎えし、ご自身の経験をお話していただきました。
■ 入退院支援事業の概要説明
事業における入退院支援コーディネート能力修得研修の位置づけ
(事業責任者 看護学部 教授 森下 安子)
■ 地域・病院・多職種協働において求められるコーディネーターの役割・機能
(看護学部 教授 久保田 聰美)
■ 「コーディネート能力修得研修に参加して」
(幡多けんみん病院 Msw、管理栄養士)
■研修後のアンケート(抜粋)
:多職種の方の意見を聞き、自分が行っている入退院支援の改善方法が検討できた。
:本日タイムマネジメントを取り入れた研修で時間の大切さも学べて業務にもいかしていきたい。また、自分の強みや弱みを理解して活動していきたいです。
:多重課題のある患者さんは多く、よりカンファレンスを充実できる病棟にしていきたいと思いました。
:病院では「治療主体の退院支援」となっていることも多く感じたのでサマリーや情報共有で患者、家族の思いが希望に沿った支援となるようにしていきたいです。
:他職種のいいところをみつけて褒めること、目標を共有すること患者さんの想いを大事にすることなど、すぐに生かしていきたいです。
:入退院支援するためには、多職種全員が患者の退院後の生活、目標を常に意識し同じゴールに向かっていくことが大切だと再確認した。
:入退院支援コーディネートするうえで多種多様な意見を取りまとめる役割があり、それは限られた時間で少数意見でも大切なことなのだと思いました。
:当院ではカンファレンスの回数が少ない、それは業務優先になっており、カンファレンスをする時間がないのが現実です。10分でも15分でもカンファレンスができるような環境を作っていけたらなと思います。
入退院支援コーディネート能力修得研修の |
~ 目指せ バベルの塔 ~ |
地域・病院・多職種協働において求められる |
ゲストスピーカー 幡多けんみん病院よる |
グループワークの様子 |
ワールドカフェの様子(1) |
ワールドカフェの様子(2) |
グループワーク・ワールドカフェ後の発表 |