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12月10日(火曜日)に、高知城ホールにて、「大交流会」を開催いたしました。
本会は、入退院支援事業に参画し、地域・病院・多職種協働型の入退院支援体制の構築に取り組んだ医療機関(モデル病院)における、事業終了後の入退院支援推進に向けた実践活動を本事業にかかわった全施設で共有することで、更なる発展と、今後の課題解決に繋げることを目的としています。今回は、平成28年度から本事業に参加いただいた病院や地域の皆様等を対象として、3つのモデル病院と地域からの報告の後、テーマ毎に分かれて参加者同士でのディスカッションを行いました。
【研修内容】
入退院支援事業 大交流会
■開会挨拶
(事業責任者 看護学部 特任教授 森下安子)
■取り組み報告
①地域・病院・多職種協働型入退院支援システム発展に向けたカンファレンス改善の取り組み
(田野病院 作業療法士 臼井 晴隆 氏)
②すこやかな杜 入退院支援に関わって6年 ~可視化シート活用方法の課題に向けての挑戦~
(リハビリテーション病院すこやかな杜 作業療法士 小松 純矢 氏)
③入退院支援の定着化に向けた可視化シートを活用した事例検討
(高知医療センター 看護局次長 野中 真澄 氏)
④入退院支援における医療機関との連携~コロナ禍を経て改めて連携を考える~
(四万十町地域包括支援センター 岡村 香織 氏)
■テーマ別ディスカッション
<参加者からの感想 ※抜粋>
・他院の取り組みを聞き、目標を可視化することで他職種で連携がとりやすくなると改めて感じた。また、地域へつなげていく際も、病前の生活をしっかり情報収集し、リハビリ目標を設定していくことも大事と感じた。
・ケアマネジャーからの情報提供も、病院側に必要な内容を送る必要があると感じた。入退院の引継ぎルールを入院時に送るのみでなく、その後もケアマネ、病院間で情報を共有することが大事と思う。
・病院は思ったより地域に開かれており、退院後の生活がスムーズにいくように願ってくれているということが分かった。家屋訪問を実施してくれているところもあるのだと知ることができた。
・同じような地域性の方の発表を聞けて、参考になった。病院のあり方も様々なので、スピード等に違いもあるが、感じていることや困っていることなど一緒な部分は多いので、今後支援していく際に動きなど考えていきたいと思った。
・情報共有について、専門職同士の引継ぎはメリットが大きく、ご本人様にとっても有益だとの意見、「なるほどな」と思った。支援センターとして、支援者間の交流会のテーマの参考にもなった。
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令和6年度入退院支援事業について
https://www.u-kochi.ac.jp/site/wlrc/taiin202401.html
【お問い合わせ先】
高知県立大学 担当教員:看護学部特任助手:横川
地域連携部企画調整課 事務担当: 松下・三本
〒781-8515 高知市池27