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8月20日(水)に、第3回・第4回多職種協働研修を開催いたしました。
高知県立大学 社会福祉学部 教授 西内 章
前半:講義
・自分の職種は何をする人?他の職種との違いは?
・多職種協働(IPW)の考え方を知る
・チームの特徴を分析し振り返ってみよう
後半:事例を用いたグループワーク ~多職種チームで話し合い 行動できるために~
講義後に、「多職種チームで話し合い、行動できるために」をテーマにグループワークを行いました。
入院時カンファレンスの事例をもとに、参加者自身の職場での、多職種チームの「良いところ」と「改善が必要な点」についてディスカッションを行いました。
「普段からコミュニケーションがよく取れている」、「情報共有だけで終わってしまう」などの現状報告、活発なディスカッションが実施されました。
<参加者からの感想 ※抜粋>
・ロールプレイでは楽しく学ぶ事ができ、IPWの必要性、役割を考えることができた。コミュニケーションの必要性、方法を学び、業務に役立てたい。
・カンファレンスに必要な職種にどんな職種が参加しているのか知ることが出来た。カンファレンスに必要な多職種とのコミュニケーションの取り方、考え方を理解するともう少しスムーズに会が回りそうな気がします。
・看護師が多いグループではあったが、色々な意見を聞くことができ、良い学びになった。IPWにおいて、カンファレンスに出席する際の姿勢について現場にフィードバックし建設的な話し合いができるようにしていきたい。
会場全体の様子 |
社会福祉学部 教授 西内 章 |
会場参加者発表の様子① |
会場参加者発表の様子② |
高知県立大学 社会福祉学部 社会福祉学科 講師 井上 夏子
前半:講義
~地域・病院・多職種で支えるために~
・各々の施設間の「壁」を乗り越ええるためのコミュニケーションの必要性を理解する
・医療機関と地域の事業所間にある「壁」から生ずるジレンマを体験する
後半:事例を用いたグループワーク~信頼と共感に基づくチーム形成~
講義の後には、事例を用いたロールプレイを実施しました。参加者は、医師や医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、患者家族など、普段とは異なる役割を体験。それぞれの立場のコンフリクトやジレンマを共有しました。
続くグループワークでは、「相手の立場を体験して初めて、その大変さが分かった」「表面的な対立の背景には、共通の悩みがあることに気づいた」といった声があがり、貴重な時間となりました。
<参加者からの感想 ※抜粋>
・現場でもコンフリクトがたくさんあります。様々な障害のあるご利用、その家族、支援者、職員同士など。それによって支援の目的がブレたり、苦情もあがります。今回の研修で改めて、向き合え方、向き合えるための踏まえ方を振り返ることができましたので職員と共有し実践したいと思います。
・情報共有しただけでカンファレンスができたつもりになっていないか、自分は本当に他の職種の専門性を理解していたか考えさせられました。着眼点の違いがあることを学び、同時に多職種協働の面白さも感じました。現場でおこることは大変な事も多いですが、目標を共有し取り組んでいく事で自分の成長にも繋がると思いました。
・多職種の業務内容や役割などを知ることができたし、こちらのことも知ってもらうことができた ロールプレイにより大変さも感じてもらいなお良かったと思います
社会福祉学部 講師 井上 夏子 |
グループワークの様子① |
グループワークの様子② |
会場参加者発表の様子 |