令和3年度入退院支援事業「看護管理者研修」(8月19日)開催報告
8月19日(木曜日)に、看護管理者研修を高知城ホール 4階多目的ホールにて開催いたしました。
本事業では入院時から退院後の生活を見据えた支援を目指し、切れ目のない支援体制を構築するための取組みの一つとして、「入退院支援体制構築に向け、急性期・回復期・在宅へとシームレスな地域・病院 ・多職種協働型退院支援体制構築」を目指しています。そのためには病院組織の中で、人数の多い職種である看護職を統括する看護管理者の理解とリーダーシップが不可欠であると考え、「看護管理者」に特化した研修を企画・実施しています。
研修では、これまでの入退院支援事業の参加病院であるリハビリテーション病院すこやかな杜の管理者をゲストスピーカーにお招きし、地域との協働が必要なことや管理者として入退院支援への関わり等についてお話しをしていただきました。
【研修内容】
□ 入退院支援事業の概要説明
地域・病院・多職種協働型 入退院支援の仕組みづくりガイドラインVer.3(概要版)
入退院支援事業責任者 看護学部教授 森下 安子
□ 入退院支援における看護管理者の役割
看護学部教授 久保田 聰美
□ ゲストスピーカー
①入退院支援事業の推進に 地域との協働が必要なわけ
~地域から学んだ当院の課題をもとに~
リハビリテーション病院すこやかな杜 リハビリテーション科科長 杉本 徹氏
②地域に根差した回復期を目指して
リハビリテーション病院すこやかな杜 総看護師長 村田 ゆかり氏
□ グループワーク
<参加者からの感想 ※抜粋>
・管理者なので、診療報酬のことも正しく理解した上で、患者の意向に沿った退院支援に繋げることも忘れずに考えていく必要があると思った。
・研修で、すこやかな杜の方の発表にあった、退院日をゴールとしていたというのがとても突き刺さりました。自部署は、集中治療室なので退院はあまりないですが、転院する患者様はいます。そんなとき、転院したら、退院したら終了と思っていた自分がいました。多職種カンファレスを今力をいれてやっていますが、看護発信で問題点を提示しています。それに対して多職種も問題点をあげてくれますが、共通のゴール、目標、看護の目標の立案が弱くできていないことがわかりました。スタッフの退院支援の教育と自分ももっと地域と繋がっていきたいと思いました。
・外来との連携のあり方、情報共有のあり方を考えて実践して行きたいと思います。また、システムありきのやらされ感をなくすために、自分の言葉でスタッフにきちんと意味づけしてやりがいにつながって行くよう、伝えて行きたいと思います。
ゲストスピーカー(リモート参加)
リハビリテーション病院すこやかな杜①
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ゲストスピーカー(リモート参加)
リハビリテーション病院すこやかな杜②
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会場全体の様子
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グループワークの様子
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会場参加者発表の様子
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リモートワーク参加者発表の様子
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令和3年度入退院支援事業について
https://www.u-kochi.ac.jp/site/wlc/taiin202113.html
【お問い合わせ先】
高知県立大学 教務支援部 教育研究戦略課 由比・乾・福重
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