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高知県立女子医学専門学校(女子医専)の教授、下司孝麿先生が保管しておられた当時の資料を、ご令息でいらっしゃる下司孝之様がご寄贈くださいました。
本学の源流である女子医専は、1週間後には敗戦を迎えるという戦争のさ中、1945年8月8日に開校されましたが、翌年に南海大地震が発生し、財政難により2年で廃校となりました。その後「高知県立女子専門学校」に転換し、1949年に「高知女子大学」、2011年に男女共学の「高知県立大学」となっています。
当日は、女子医専1期生の松﨑淳子名誉教授も同席してくださいました。
学則や校舎の見取り図、時間割、南海地震時の防疫活動の記録、アルバム等、当時の資料を見ながら、女子医専の頃の思い出などを語ってくださいました。
このたびご寄贈いただきました資料は大変貴重で、本学の草創期を語る資料であることはもちろん、戦後の日本の大学の移り変わりを知る資料でもあります。大学として後世まで残るように、デジタルデータ化も含め、関係者で保管の方法を検討してまいります。
下司孝之様、松﨑淳子先生、心より感謝申し上げます。
2025年6月18日 高知新聞
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女子医専については、高知県立大学創基70周年記念誌にも詳しく書かれています。ぜひご覧ください。
https://www.u-kochi.ac.jp/site/daigaku-annai/70th-anniversary.html