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令和7年9月24日(水)「令和7年度訪問看護スタートアップ研修 前期中山間枠修了式」を執り行い、訪問看護ステーション所属の3名が6カ月間の研修を終え、修了の運びとなりました。健康長寿研究センター長 久保田聰美先生からは、「国は在宅医療を推進しており訪問看護はその中でたくさんの役割を求められ、多重課題を抱える利用者さんも多い。本研修の中では多職種と連携しながら利用者さんとご家族の思いを叶えていく為の方略について学べたのではないか。この研修を終えたことを自信に変えて、新たなネットワークも大切にしてもらいたい。」とのメッセージをいただき、修了証が手渡されました。
担当教員からは「この半年間の目標は自信をもって単独訪問ができること、多職種連携ができることであったと思う。そして訪問看護とは何か、この看護にどんな意味があるのか、それをどう説明するのかといったことを先輩や所長さん方と悩みながら取り組んでこられたと思う。人口減少によってこれから迎える10年後20年後は大変厳しい時代となり訪問看護の役割も変わってくる。常に情報にアンテナを張り学び続けること、困ったら相談することを忘れずにこれからも取り組んでもらいたい。」や「課題毛先進県である高知県の在宅ケアの質の向上に取り組んでいく仲間が増えることを本当に頼もしく思う。共に課題を明らかにして課題解決に向け知恵を出し合っていければと思う。」、「振り返りを行う中で一人ひとりの利用者さんに真摯に向き合い、課題解決に向けて取り組むことができていたと思う。今後もフォローアップ研修に参加し研鑽を積み重ねていただきたい。」といったメッセージが送られました。
中山間枠は週2回の講義・演習に加えて、週1回振り返りやケースプレゼン、事例展開を行い利用者さんやご家族の理解を深めてきました。受講者同士が意見交換をしていく中で新たな気づきを得られ学びを深められていたように思います。これからも本研修での学びを活かし高知県の訪問看護の質向上に向けて取り組んでいただきたいと思います。
最後になりますが、半年間に渡り快く研修に送り出してくださった職場の皆様、支えてくださったご家族の皆様にも深く感謝を申し上げます。
修了者 修了者と受講者