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令和6年度後期の訪問看護スタートアップ研修は、受講者7名(中山間枠スタンダード1名・セカンド1名・サード1名、全域枠4名)を迎え、10月1日(火)に開講式とオリエンテーションを執り行いました。
開講式では高知県健康政策部在宅療養推進課長の小野哲郎様から「本県において75歳以上の人口のピークを迎える2030年頃を見据え中山間地域等で安定した在宅医療介護を提供するためには訪問看護提供体制のさらなる充実とともに医療資源の地域偏在の解消に向けた取り組みが重要です。このため研修で訪問看護の基礎から最新の知識・技術を学ぶことはもちろん、中山間地域でいかにサービスを提供できるかという課題意識をもって受講していただきたい。受講生同士、先生方を含め同じ訪問看護を担う方々として横のつながりを広げ、情報交換や相互に協力し合うことにも力を注いでいただきたい」等とのお話がありました。また、健康長寿研究センター長の久保田聡美先生からは「最近の訪問看護を取り巻く状況を踏まえると厳しい目が注がれ、訪問看護の質が問われている。そのような時だからこそ本研修は丁寧に訪問看護に向かい合っていく貴重な時間にしていただきたい。この貴重な時間に同じ目的をもって学ぶ仲間との出会いに感謝し、大切にしながら一緒に学んでいきましょう。」等とお話がありました。
受講者代表として訪問看護ステーションかがみ川の小谷美里さんが「利用者さんが住み慣れた地域で生活に寄り添った看護を提供していけるように研修において実践的な思考力や判断力、専門的な知識・技術を身につけられるよう自己研鑽していきたい。また、受講者全員で学びを共有し地域医療を担う一員として努力していきたい」等と述べられました。
本講座は、10月2日(水)より35科目138時間の講義・演習が開始されます。
後期も高知県内各地から訪問看護ステーションや入退院支援等に関わっている看護職が参加されています。高知県立大学をはじめ高知県内の経験豊かな講師の先生方とともに地域で暮らす療養者やご家族への訪問看護や入院中から退院後の生活をイメージした入退院支援に活かすことができるよう支援していきたいと思います。
受講者代表のあいさつ