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令和6年度「訪問看護スタートアップ研修(後期)」中山間枠(サードコース)・全域枠 修了式の報告

ページID:0035423 更新日:2025年1月17日更新 印刷ページ表示

令和6年度「訪問看護スタートアップ研修(後期)」中山間枠(サードコース)・全域枠 修了式の報告

 令和6年12月18日(水曜日)13時~13時40分、「令和6年度後期訪問看護スタートアップ研修 中山間(サードコース)・全域枠修了式」を執り行い、中山間枠1名(訪問看護ステーション)・全域枠4名(医療機関・施設等)・全域枠(通年コース)1名が研修を終え、修了の運びとなりました。

 修了式では、高知県健康政策部在宅療養推進課長の小野哲郎様より「高知県は2040年に80歳以上人口の割合がピークを迎えると推計が出されています。今後、生産人口が減っていく中で医療介護の専門職だけではなく、自治会やNPO、地域住民といった様々な方々との連携が不可欠になってきます。皆さんの専門技術を活かしつつ、多職種との連携はもちろんですが、地域の方々との支援ネットワークづくりも皆さんの役割の一つになります。この研修で得られた学びを活かし、訪問看護を通じて安心して暮らせる地域づくりに貢献されることを心から期待しております。」とお祝いの言葉をいただきました。

 池田光徳副学長からは、「本講座は高知県内の訪問看護師が非常に不足していたことから開設されました。研修以外にも、指導者に対する支援や県内各地での訪問看護に関する話し合いなど多くの方々が関わり、運営されています。皆さんには自信をもって明日からの臨床に勤しみ、研修で学んだことを思い出しながら実践を深めていただきたいです。」とのメッセージをいただき、一人一人へ修了証が手渡されました。

 講座教員からは「私たちがこれから進む2035年、2040年は思ったよりも厳しい時代となるかもしれません。予防から人生の最終段階までを支えることが看護の役割です。これからはますます医療にタスクシフトしていくことが予測されます。そういった中で私たちの基本は自立や尊厳を守ることです。なんのために訪問に行くのか、看護するのかということを常に考えながら今後のキャリアを進んでいただきたいです。」や「これまで自分自身が何を大事にして看護をしてきたのか、これからは何を大事にして看護をしていきたいのかということを確かめ、つかみながら研修期間を過ごされたのではないかと思います。それが皆さんにとっての宝物であり、自信やプライドになったと思います。訪問看護や在宅看護の醍醐味を礎として大事にしながら、これからもますます活躍していただきたいです。」、「在宅では顔のつながりが大事だと思いますので、ぜひとも本研修でできた関係性を大事にして今後の実践に活かしていただきたいです。」といったメッセージがありました。

 修了者の方々からは「研修を通してより一層利用者さんやご家族・仲間とのつながりを大事にしていきたいと思った」「自分が知らないことを学べる楽しさを感じた」「看護について振り返り、考えるよいきっかけとなった」「研修での学びを退院支援や多職種カンファレンスで生かしていきたい」「看護のブランクがあり不安があったが、同期の支えもあり、あっという間の研修期間だった」「研修をきっかけにもっと深く看護を学びたいという意欲が出てきた」といった声が聞かれました。

 高知県内各地のさまざまな場で暮らし、働いている、年代も幅広い受講生同士が本研修で出会い、演習やグループワークなどに取り組んでいく中で、少しずつ関係性を築き“仲間“となっていきました。同じ志をもち、苦楽を共にした”仲間“の存在は今後の実践活動における大きな心の支えとなるでしょう。本研修での学びを活かし、それぞれの地域においても多職種や地域住民の方も含めた新たな”仲間“を増やし、看護の専門性を活かした地域づくりに貢献していただきたいと思います。

 最後になりますが、受講生の皆様を快く研修に送り出してくださった職場の皆様、支えてくださったご家族の皆様にも深く感謝を申し上げます。今後も修了生フォローアップ研修をご案内するなどして継続的な学びを支援していきたいと思います。

 

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